トリプルスレットの姿勢、できてますか?
こんにちは、三原です。
今日もブログを読んでくださり、ありがとうございます。
今回は「トリプルスレットの基本姿勢ができてますか?」というテーマでお話しします。
これはYouTubeにもアップした動画の内容ですが、特に小学生の指導や、初心者への基本を確認したい方にぜひ読んでもらいたい内容です。
姿勢がすべて
あるミニバスの保護者さんから、こんな質問をいただきました。
「ボールを持ったときに、前を見ずにすぐにパスの相手を探してしまう」
「パスの後に走れない」
「スペーシングの指導が難しい」
これ、ミニバスに限らず、あらゆるカテゴリーでよくある悩みです。
でも、根本の原因は技術というより“姿勢”にあります。
その子はおそらく「トリプルスレット」の基本姿勢ができていないんだと思います。
トリプルスレットとは?
「トリプル=3つ」、「スレット=脅威」
つまり「3つの脅威」という意味です。
その3つとは、
-
シュート
-
ドリブル
-
パス
のこと。
つまり、ボールを持った瞬間に、どのプレーもできる状態にある。
これがトリプルスレットの基本姿勢です。
これができていないと、パスしかできなかったり、ドリブルしかできなかったりして、相手にとってまったく怖くない存在になってしまいます。
トリプルスレットがすべての基本です。
・シュート
・ドリブル
・パスどれでもできる「3つの脅威」のことで、ディフェンスにとって何がくるかわからない姿勢を作るのです。
ポイントはこちら
・ボールはあごの下
・顔はあげる
・膝は自然に曲げる
・足幅は広く
・リングを見る pic.twitter.com/8l4vlsUb9S— 三原学🏀バスケの大学 (@coach_manabu) January 26, 2021
トリプルスレットの正しい形
ここで姿勢のポイントをおさらいします。
-
ボールを「顎の下」にキープする
-
足幅は広めに
-
膝を自然に曲げて
-
視線はリングへ
この4つをおさえてください。
この姿勢からであれば、いつでもシュートが打てる、ドリブルできる、パスが出せる。
つまり、ディフェンスからすると「何してくるかわからない」状態になるんです。
わたしはこれを「後出しじゃんけん」と呼んでいます。
相手の反応を見てから、こっちが出す。
トリプルスレットの姿勢は、その後出しじゃんけんができる準備なんです。
順番を教える
子どもたちには、「プレーの順番」をしっかり教えてあげてください。
それは、
-
シュート
-
ドリブル
-
パス
この順番です。
まずは「シュートできるか?」を見る。
シュートを警戒されたらドリブルで抜く。
それでも止められそうなら、パスを出す。
この順番が崩れると、プレーが受け身になってしまいます。
最初からパスを探すようでは、自分で攻める力が育ちません。
よくある悪い姿勢
次のような姿勢はトリプルスレットとは言えません。
-
横を向いてボールを持つ → パスしかできない
-
下を向いてボールを持つ → ドリブルしかできない
これでは相手にとって脅威にならないし、プレーが限定されてしまいます。
あなたのチームの選手がこうなっていないか、ぜひチェックしてみてください。
小学生には楽しく
もちろん、小学2年生に技術的な理屈を詰め込む必要はありません。
むしろ「遊び感覚で楽しんでほしい」と思っています。
でも、姿勢だけはちゃんと教えておいた方がいい。
最初に変なクセがつくと、あとから直すのが大変です。
なので、「構えたらボールを顎の下!」「ゴール見てごらん!」という声かけだけでも十分です。
フィル・ハンディさんの教え
ちなみに、プロコーチのフィル・ハンディさんをご存じですか?
レイカーズで八村選手のワークアウトを担当されていた方で、今は女子プロのヘッドコーチもされています。
この方の動画は、トリプルスレットの姿勢を学ぶのに最高です。
特にドリブルワークの指導が中心ですが、姿勢や体の使い方のヒントが満載です。
YouTubeやInstagramで「Phil Handy」と検索して、ぜひチェックしてみてください。
わたし自身、2年前に日本で開かれた講習会に参加しましたが、本当に多くの学びがありました。
まとめ
ということで、今日は「トリプルスレットの基本姿勢」についてお話ししました。
ポイントは、
-
ボールを顎の下にキープ
-
足幅広く、膝を曲げて
-
リングを見る
-
シュート→ドリブル→パスの順番で考える
-
横向き・下向きの姿勢はNG
この基本姿勢ができれば、どんなプレーもつながってきます。
ぜひ、あなたのチームの指導やご家庭でのアドバイスの参考にしてください。
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最後までブログをお読みくださり、感謝しています。
ありがとうございます。
三原学でした。それでは、また。
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