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人生の転機は「静か」で気づきにくい【バスケの大学・三原学】

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

※音声で聞きたい方はこちら

人生の転機は「静か」で気づきにくい

はい、こんにちは三原です。

いつもありがとうございます。

今日は「静かな人生の転機」というテーマで、お話をしていきます。

人生において、大きなチャンスは何度もあるわけではありません。

しかも、そのチャンスは大きな音を立ててやってくるわけではなく、むしろひっそりとした形で訪れることが多いんですよね。

今日はそんな話をしていきます。


レイカーズ移籍をためらった八村塁

今日この話をしようと思ったきっかけは、NBAのレイカーズで活躍する八村塁選手の記事を読んだからです。

今やレブロン・ジェームズやルカ・ドンチッチとともにスターティング5に名を連ねる八村選手ですが、少し前まではワシントン・ウィザーズでベンチスタートが多く、苦しい時間を過ごしていました。

ところが、レイカーズにトレードされてからは、プレーの機会も増え、一気に活躍するようになりました。

ところが驚いたことに、レイカーズ移籍の話があったとき、彼は一度「自分には無理だ」と断ったそうです。

しかし、エージェントに説得され、最終的にレイカーズ行きを決断しました。

この決断がなければ、今の彼の活躍はなかったかもしれません。

これはまさに「静かな人生の転機」だったと思います。


人生の転機は、意外と静かに訪れる

ここで大事なのは、人生の転機というのは、しれっとやってくることが多いということです。

大きな出来事や派手なイベントのような形でやってくるわけではありません。

だからこそ、本人がそのチャンスに気づかず、スルーしてしまうことが多いんです。

例えば、仕事のオファー、新しい環境に飛び込むチャンス、人からの誘いなどがそうですね。

自分が準備できていないと思って、つい「今じゃない」と思ってしまいがちですが、それを受け入れることができるかどうかで未来は大きく変わります。


過去の自分も気づかなかったチャンス

この話をしながら、自分の過去を思い出しました。

大学を卒業後、大学院に進んだのですが、その間に非常勤講師として働くことになりました。

そして、その中でバスケットボール部の指導に関わることになりました。

当時の早稲田実業のチームは非常に強く、全国大会出場、関東大会優勝と、信じられないような経験をさせてもらいました。

22歳の若造が、そんなチームを指導する機会に恵まれることなんて、めったにありません。

でも、当時の自分は「こういう機会は毎年あるものだ」と思ってしまったんですね。

結局、その後、同じレベルのチームを指導する機会は二度と訪れませんでした。

あのとき、「これは人生の転機だ」と気づいていれば、もっと違う未来になっていたかもしれません。


そして今、大学生の指導をしている

そして今、大学生の指導をする機会をいただいています。

このチャンスが巡ってきたとき、「これは人生のラストパスかもしれない」とすぐに思いました。

過去の経験から、「チャンスはしれっとやってくるもの」だと学んでいたからです。

実際に大学生を指導する中で、日々、自分が成長していると感じます。

高校とは違う環境、違う考えを持つ選手たちとの関わり。

指導する側としての新たな視点が増え、また、自分自身がもっと勉強しなければならないと痛感する場面が多くあります。

だからこそ、今この瞬間を「当たり前」とは思わず、「今が人生のラストパスかもしれない」という気持ちで、全力で取り組んでいます。


目の前のチャンスを「ラストパス」と思え

この話をすると、「チャンスが来たときにどうやって気づけばいいの?」と思うかもしれません。

それは、「目の前のチャンスを人生最後のパスだと思うこと」です。

バスケットボールでいう「ラストパス」です。

「また次がある」と思わず、「このチャンスを逃したら、もう二度と来ないかもしれない」と思ってみる。

そうすることで、チャンスに対する意識が変わります。

特に若いときほど、大きなチャンスがやってくるものです。

でも、その渦中にいると、それがどれだけ価値のあるものか気づけないことが多い。

だからこそ、「今の状況がラストパスかもしれない」と思いながら過ごすことが大切なんです。


まとめ:転機は静かにやってくる

人生の転機は、派手な形で訪れることはほとんどありません。

むしろ、静かに、しれっとやってきます。

だからこそ、その場面で自分がどういう選択をするかが大事なんですね。

八村選手の例や、私自身の経験を振り返ると、チャンスというのは、「今じゃない」と思ったときにこそやってくるものなのかもしれません。

そして今、大学生を指導する機会を得たことで、これは「人生のラストパスだ」と強く自覚しています。

この瞬間にどれだけ本気で向き合えるかが、未来の自分を決めるんだと思っています。

この話を聞いているあなたも、もしかすると、目の前に静かな転機があるかもしれません。

ぜひ、意識してみてください。

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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