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質の高い練習とは、プレーのうまさじゃない 24-5-23 #254

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください。

https://voicy.jp/channel/4018/1113831

Voicyトークテーマ

今日のVoicyのトークテーマがこちらです

#改善点の見つけ方

ボトムアップ理論でバスケの指導をしているわたしにはぜひ話したいテーマでした

結論は

「悩みを文字にする」

です

質の高い練習

改善点の見つけ方を話す前に、「質の高い練習とは何か?」を定義していきます

量より質、とよく言われますが、質というのはプレーのうまさとか、身体能力の高さ、レベルのことではありません

課題が改善できている練習

改善できていれば質の高い練習ですし、そうでなければレベルが高くても質は低い練習である

わたしはそう考えています

やらされる練習

質の低い練習の例えとして「やらされる練習」とよく言われますね

  • 毎日決まっていることだからやる
  • 指導者がやれと言うからやる
  • 目的もわからず、とりあえずやる

こういう練習は、例え反復していても、改善は見られません

能力の高い選手たちがやればプレーのレベルは高いでしょうが、改善なき練習は質が低いと私は考えています

PDCA

一方で、たとえ初心者たちが練習していて、いっけんレベルは低いように見えても

  • 回を重ねるごとにできることが増える
  • 昨日の失敗は、今日はしない
  • 新しいことにチャレンジできている

こういう練習は質が高いと言えます

選手とコーチが練習して、振り返り、次の改善点を出す

いわゆるPDCAサイクルを回すことです

振り返り

多くのチームが、または指導者が、このあたりは理解していて、練習をしたらミーティングなどで振り返りをしているはずです

  • 先生からの一言
  • 選手同士の話し合い
  • プレーを動画で撮る

こういうことをどのチームもやっているはずです

にもかかわらず、質のいい練習ができるところと、そうでないところがあります

差は何でしょうか?

忘れる

わたしはこの差を「忘れるかどうか」にあると考えています

  • 昨日の課題を意識するか、忘れるか
  • チームルールを意識するか、忘れるか
  • 自分の目標を意識するか、忘れるか

新年に立てた目標を多くの人は達成できず、その理由の1位は「目標を忘れたから」だそうです

同じことがバスケの練習でも言えます

書いておく

そこでわたしはホワイトボードを使って、ミーティングの内容を書いておくことをおすすめします

  • 今日のゴール設定
  • 振り返り
  • 次回への課題

このようなものをどんどん書いておくことで、次の練習のときに振り返るのです

「悩みごとは、紙に書いて始めて解決する」とよく言われますが、チームのミーティングもまったく同じです

ホワイトボードに書き、スマホで写真にとって共有して、見えるようにする

これだけで、質の高い練習になる可能性が大きく向上します

 

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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