こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください
伝統の色が見えてきた – 大学スポーツから考えるチームカラー
こんにちは、三原です。今日はチームカラーのお話をさせていただきたいと思います。
きっかけは、12月1日の早稲田と明治の「総理戦」です。
100回目の記念すべき伝統の一戦。
わたしも早稲田大学の出身で、指導教員がラグビー部の先生だったということもあり、毎年この試合は欠かさず見ています。
力と技が交わるグラウンド
早稲田と明治のラグビー。
この試合の面白いところは、まったく異なるチームカラーがぶつかり合うところです。
「力の明治」「技の早稲田」
「縦の明治」「横の早稲田」
こんな風に表現されることが多いですね。
明治は北島忠司監督が掲げた「前へ前へ」の精神で、とにかく押していく。
一方の早稲田は、大西鐵之祐監督、そして日比野弘監督と受け継がれてきた「技と工夫」で横への展開を重視する。
この真逆のスタイルが、100年という長い時を超えて、今なお色あせることなく輝いているのです。
似てきた現代のバスケットボール
一方で、バスケットボールはどうでしょうか。
最近のバスケットボールを見ていると、戦術がどんどん似てきているように感じます。
オンボールスクリーンからのドライブ。
ペイントアタックからのインサイドアウト。
3ポイントシュートの重視。
どのチームを見ても、似たような戦術を採用しているのが現状です。
これは決して悪いことではありません。
情報化が進んだ現代では、良い戦術は自然と広まっていきます。
それによってバスケットボール全体のレベルが上がっているのは間違いありません。
コモディティ化する戦術
料理のレシピがネットで簡単に手に入る時代。
まずい店がなくなったように、バスケットボールの戦術も均一化が進んでいます。
YouTubeで世界のトップレベルの試合が見られる。
プロチームの練習動画も簡単に手に入る。
その結果として、戦術が「コモディティ化」しているのです。
わたしはこれを決して否定的には捉えていません。
むしろ、バスケットボールの進化の過程として、自然な流れだと思っています。
ただ、その一方で、チームの個性が見えにくくなっているのも事実です。
チームカラーを作る努力
試合の勝ち負けは、時には運も左右します。
でも、チームカラーを作ることは、わたしたち指導者の努力次第です。
わたしがお勧めするのは、まずチームの歴史を調べることです。
・誰がこのチームを作ったのか ・どんな目的で作られたのか ・歴代の指導者は何を大切にしてきたのか ・地域性はどうなのか
こういったことを丁寧に調べていくと、必ずヒントが見えてきます。
伝統は未来につながる
最近のバスケットボールは、確かに戦術が似てきています。
でも、だからこそチームカラーが大切なんです。
勝ち負けは時の運もありますが、チームカラーを作ることは指導者の努力次第です。
わたしは今、自分のチームと向き合いながら、チームカラー作りを進めています。
あなたのチームはどんな色なのか、一緒に考えていけたらと思います。
今日の参考文献
最後にお知らせ
ありがとうございました。
バスケの大学では、指導者の悩み解決になるお話を無料メルマガで発信しています。
最初の1通目でプレゼント動画もありますので、ぜひこれを機にメルマガの登録をよろしくお願いします。
YouTube「バスケの大学」では、ラジオだけでは伝わらない図などを使った戦術解説をしています。
週に1~2本の放送をアップしているので、ぜひこちらもチェックしてください。
最後に、バスケの大学「研究室」では現在進行形で手掛けている最新のチーム作りについて、ほぼ毎日三原が記事を投稿しています。
- ここでしか書けない話を共有したり
- メンバーさん全員の質問に真剣に答えたり
- 月に1回のオンライン勉強をやったり
しています。もし興味のある方は案内ページを一度のぞいてみてください。
最後までブログをお読みくださり、感謝しています。
ありがとうございます。
三原学でした。それでは、また。
追記
アマゾンの電子書籍(kindle)で本をたくさん出しています。
ちなみに、アマゾンアンリミテッドの方はすべて無料で読めます。
あと、アマゾンといえば、耳で聞くオーディブルもおすすめです。
無料キャンペーン中にダウンロードした本は、ずっと聞き続けられるので、お試しすることをおすすめします
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
このブログをお読みのあなたは、きっとバスケの悩み、特にチームづくりのことでいろいろと悩んでいることでしょう。
そんなあなたはぜひ「バスケの大学メルマガ」をのぞいてみてください。
同じように指導に悩み、解決してきたわたしが、チームづくりのノウハウをお伝えします。
最初の1通目で「練習メニューの作り方」という特典動画もプレゼントしてます。