Voicy&インスタ

学生スポーツとチームカラー 24-12-1 #439

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください

 

伝統の色が見えてきた – 大学スポーツから考えるチームカラー

こんにちは、三原です。今日はチームカラーのお話をさせていただきたいと思います。

きっかけは、12月1日の早稲田と明治の「総理戦」です。

100回目の記念すべき伝統の一戦。

わたしも早稲田大学の出身で、指導教員がラグビー部の先生だったということもあり、毎年この試合は欠かさず見ています。

力と技が交わるグラウンド

早稲田と明治のラグビー。

この試合の面白いところは、まったく異なるチームカラーがぶつかり合うところです。

「力の明治」「技の早稲田」

「縦の明治」「横の早稲田」

こんな風に表現されることが多いですね。

明治は北島忠司監督が掲げた「前へ前へ」の精神で、とにかく押していく。

一方の早稲田は、大西鐵之祐監督、そして日比野弘監督と受け継がれてきた「技と工夫」で横への展開を重視する。

この真逆のスタイルが、100年という長い時を超えて、今なお色あせることなく輝いているのです。

似てきた現代のバスケットボール

一方で、バスケットボールはどうでしょうか。

最近のバスケットボールを見ていると、戦術がどんどん似てきているように感じます。

オンボールスクリーンからのドライブ。

ペイントアタックからのインサイドアウト。

3ポイントシュートの重視。

どのチームを見ても、似たような戦術を採用しているのが現状です。

これは決して悪いことではありません。

情報化が進んだ現代では、良い戦術は自然と広まっていきます。

それによってバスケットボール全体のレベルが上がっているのは間違いありません。

コモディティ化する戦術

料理のレシピがネットで簡単に手に入る時代。

まずい店がなくなったように、バスケットボールの戦術も均一化が進んでいます。

YouTubeで世界のトップレベルの試合が見られる。

プロチームの練習動画も簡単に手に入る。

その結果として、戦術が「コモディティ化」しているのです。

わたしはこれを決して否定的には捉えていません。

むしろ、バスケットボールの進化の過程として、自然な流れだと思っています。

ただ、その一方で、チームの個性が見えにくくなっているのも事実です。

チームカラーを作る努力

試合の勝ち負けは、時には運も左右します。

でも、チームカラーを作ることは、わたしたち指導者の努力次第です。

わたしがお勧めするのは、まずチームの歴史を調べることです。

・誰がこのチームを作ったのか ・どんな目的で作られたのか ・歴代の指導者は何を大切にしてきたのか ・地域性はどうなのか

こういったことを丁寧に調べていくと、必ずヒントが見えてきます。

伝統は未来につながる

最近のバスケットボールは、確かに戦術が似てきています。

でも、だからこそチームカラーが大切なんです。

勝ち負けは時の運もありますが、チームカラーを作ることは指導者の努力次第です。

わたしは今、自分のチームと向き合いながら、チームカラー作りを進めています。

あなたのチームはどんな色なのか、一緒に考えていけたらと思います。

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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