こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください
チーム作りの262法則 – どの選手にどう接すればいいのか
こんにちは、三原です。
今日はチーム作り、特に「262の法則」についてお話ししたいと思います。
指導者の方から、このような質問をいただくことが多いんです。
「同じ話を繰り返し伝えていますが、伝わる子もいれば、なかなか伝わらない子もいます。人数が多い時にどちらにスポットを当てて指導すべきか悩みます」
とても大事な質問ですよね。
今日はこの悩みについて、「262の法則」という観点からお話しします。
組織は必ず262に分かれる
まず262の法則とは何か。
これは組織論でよく言われることなのですが、どんな組織も必ず以下の3つの層に分かれるそうです。
上位2割:何をやってもついてくる人
中間6割:どちらでもない人
下位2割:何をやってもついてこない人
言い換えると、
上位2割:あなたのことが好きな人
中間6割:何とも思わない人
下位2割:あなたのことが嫌いな人
という分け方もできます。
これは不思議なもので、上位2割だけで新しい組織を作っても、またその中で262に分かれていくそうです。
上位2割は堂々とリーダーに
では、この3層にどう接するべきか。
まず上位2割については、堂々とリーダーに育てていくべきです。
「全員平等に」という考えは大切ですが、組織の核となるリーダーは必要です。
キャプテンや学年のリーダー、マネージャーなど、役職を与えて、あなたの右腕として育てていく。
上位2割の人たちとは接触回数を増やし、ビシバシと鍛えていきましょう。
彼らを中心にチームが回るようにすることは、とても重要です。
中間6割はボトムアップで
真ん中の6割には、どんどん発信させることが大切です。
この層の特徴は、良くも悪くも関心が薄いこと。
だからこそ「自分ごと」にさせていく必要があります。
具体的には、
・ミーティングで意見を述べさせる ・自分で考える機会を増やす ・当事者意識を持たせる
このような取り組みをしていくと、6割の人たちが生き生きとしてきます。
下位2割は個別対応で
下位2割は、必ず指導者の考えに反発してくる層です。
でも、この層は決して邪魔な存在ではありません。
むしろチームに違った視点を与えてくれる、とても大切な存在なんです。
この層には、個別対応が効果的です。
・1対1で話をする ・頻繁に声をかける ・アクティブリスニングに徹する
「お前はここが足りない」と一方的に伝えるのではなく、内側から引き出すことを意識しましょう。
それぞれの接し方を変える
まとめると、それぞれの層に応じて、以下のような接し方をすることをおすすめします。
上位2割 →リーダーとして育てる
中間6割 →ボトムアップで当事者意識を芽生えさせる
下位2割 →個別対応でアクティブリスニング
私も以前は「上位2割に合わせて、6割を引き上げ、下位2割は諦める」という考えでした。
でも、それぞれの層に意味があり、大切な存在なんだと気づきました。
その人その人に応じた接し方を工夫しながら、楽しくチーム作りをしていく。
それが今の私の考えです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
あなたのチーム作りの参考になれば嬉しいです。
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三原学でした。それでは、また。
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