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河村選手NBA2ウェイ契約! 24-10-21 #400

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください

 

河村選手NBA2ウェイ契約!バスケ指導者が考える意義と可能性

こんにちは、三原です。

今日は河村裕樹選手のNBA2ウェイ契約について、バスケ指導者の視点から考えてみたいと思います。

河村選手、おめでとうございます!本当に素晴らしいニュースですね。

NBA2ウェイ契約とは?

まず、2ウェイ契約について簡単に説明しておきましょう。

2ウェイ契約というのは、NBAチームとGリーグ(NBAの下部リーグ)の両方と契約を結ぶものです。

若手選手向けの制度で、1チーム最大3人まで結べます。

つまり、NBAの試合もGリーグの試合も両方出られるんです。

河村選手の可能性

河村選手は、エキシビションマッチで素晴らしいプレーを見せました。

特に印象的だったのは、トップクラスのパスセンスですね。

アメリカのファンやメディアも、このパスの才能に注目していました。

身長173cmという小柄な体格ながら、ディフェンスでも存在感を示しています。

シュートについては、3ポイントの精度が上がれば得点力も伸びるでしょう。

渡邊雄太選手のように、複数年NBAで活躍する日本人選手が出てくることを期待したいですね。

2ウェイ契約の面白さ

実は、この2ウェイ契約というシステムにすごく興味を持ちました。

NBAとGリーグを行き来できるこの仕組み、バスケの指導者として「これ、使えるかも?」と思ったんです。

部活動への応用

多くの部員がいるチームの場合、選手は大きく3つのグループに分かれます。

  1. 試合に必ず出られる選手
  2. 試合に出られそうで出られない選手
  3. ほとんど試合に出られない選手

問題は2番目のグループです。

レギュラーに近いけど、競った試合では出場機会がない。 かといって、完全な控え選手でもない。

こういう選手たちをどう扱うか、指導者として悩ましいところです。

「部活版2ウェイ契約」の提案

そこで提案したいのが、「部活版2ウェイ契約」です。

例えば、こんな感じはどうでしょうか。

  • レギュラーチームと一緒に練習させる
  • 公式戦の競った場面では出場させない
  • 点差が開いた試合では出場機会を与える
  • 練習試合では積極的に起用する
  • 準レギュラー同士の試合や小規模大会に参加させる

要は、NBAとGリーグを行き来するように、レギュラーチームと準レギュラーチームを行き来させるんです。

これにはいくつかのメリットがあります。

  1. モチベーションの維持
  2. 実戦経験の積み重ね
  3. レギュラーと準レギュラーの入れ替えが活発になる
  4. チーム全体の活性化

実践のポイント

ただし、実践するにはいくつか注意点があります。

まず、選手の気持ちへの配慮です。

「2軍落ち」ではなく、「成長のための機会」というポジティブな位置づけが必要です。

また、準レギュラーチームの練習や試合の質を高めることも重要です。

ただ試合に出るだけでは意味がありません。 レギュラーチームと同じくらい熱心に指導する必要があります。

さらに、レギュラーチームと準レギュラーチームの交流も大切です。

お互いに刺激し合える関係性を作ることで、チーム全体のレベルアップにつながります。

指導者の役割

この「部活版2ウェイ契約」を成功させるためには、指導者の役割が重要です。

単に2つのチームを作るだけでなく、選手一人一人の成長を見守り、適切なアドバイスをする必要があります。

「今はこっちのチームで頑張ろう」 「ここを改善すれば、レギュラーチームでプレーできるよ」

こういった声かけや、きめ細かい指導が求められます。

また、保護者や学校関係者への説明も忘れてはいけません。

「なぜこのような仕組みを取り入れるのか」 「どんなメリットがあるのか」

しっかりと説明し、理解を得ることが大切です。

まとめ:可能性を広げる2ウェイ思考

河村選手のNBA2ウェイ契約をきっかけに、私たち指導者も「2ウェイ」的な発想を持つことが大切だと感じました。

固定観念にとらわれず、選手たちにより多くの可能性を提供する。 そんな柔軟な思考が、これからのバスケット指導には必要なのかもしれません。

もちろん、すぐに実践するのは難しいかもしれません。

でも、まずは頭の片隅に置いておいて、自分のチームに合った形で少しずつ取り入れていく。

そんな姿勢が、チームを強くし、何より選手たちの成長につながるんじゃないでしょうか。

皆さんも、自分のチームで「2ウェイ的な仕組み」を考えてみてはいかがでしょうか。

新しいアイデアや実践例があれば、ぜひ教えてください。

今日の参考文献

 

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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