こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください
「今は苦手」という言葉が持つ可能性 〜指導者としての心構え〜
こんにちは、三原です。
今日は「今は苦手」という言葉についてお話しします。
指導者として20年近くバスケットボールに携わってきて、この「苦手」という言葉の捉え方が、選手の成長に大きく影響すると感じています。
「苦手」が固定概念になってしまう危険性
「私は算数が苦手なんです」 「人前で話すのが苦手で…」 「シュートが苦手なんです」
こんな言葉、よく聞きませんか?
小学生のうちはあまり出てこない言葉なんですが、自我が確立してくる中学生、高校生になると、急に増えてきます。
「私はこういうことができない人間なんだ」という固定概念ができてしまうんですね。
たった2文字で変わる意味
でも、ここに「今は」というたった2文字をつけるだけで、意味がガラッと変わります。
「今はシュートが苦手なんだね」 「今は人前で話すのが苦手なんだね」
この「今は」という言葉には、「将来的にはできるようになる」という希望が含まれているんです。
コップに水が半分入っているのを見て、「半分も入っている」と捉えるか「半分しか入っていない」と捉えるか。
それと同じで、「苦手」という事実を成長の余地として捉えるか、できない理由として捉えるか。
ここが分かれ道になります。
記録を取って、成長を実感する
では具体的に、どうやって「今は苦手」から「できるようになった」を実感するか。
それは練習の記録を取ることです。
フリースローなら、毎日の成功数を記録する。 今は3本しか入らなくても、1ヶ月後には5本。 半年後には7本。
こうやって数字で見える化すると、確実に成長を感じられます。
最近では、動画を撮って残しておくのも良い方法です。
1ヶ月前の試合、半年前の練習。 それを見返すことで、「あの頃はこんなプレイができなかったんだ」と、客観的に成長を感じることができます。
指導者こそ、「今は」を意識する
この考え方は、指導者である私たちにも当てはまります。
「このチームは弱い」 「この選手は才能がない」
こういった固定観念を持ってしまうと、それ以上の成長を期待できなくなってしまいます。
だから、ここでも「今は」を意識します。
「今年のチームは今は弱いけど、これから強くなっていく」 「この選手は今は才能が眠っているけど、これから開花するはず」
こう考えるだけで、指導にも熱が入ります。
明日からできる、簡単な心がけ
たった2文字です。 でも、この「今は」という言葉をつける習慣をつけるだけで、選手との接し方、チームの雰囲気が変わってきます。
単純なことだからこそ、今日から始められます。
ぜひ、あなたのチームでも試してみてください。 きっと、選手たちの目の輝きが変わってくるはずです。
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