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名選手は名監督になれるのか? 24-6-24 #284

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください

レイカーズ

レブロン・ジェームスのいるロサンゼルス・レイカーズは、

シーズン終了後にダービン・ハム監督を解任しました

新ヘッドコーチが誰になるのかが注目される中決まったのは、

39歳のJ・J・レディックでした

1人のファンとして、「すごい決断だな」と思いました

解雇の理由

ダービン・ハムはミルウォーキー・バックスなどで長年活躍した選手でした

コーチ経験なしで2シーズン、レイカーズの監督を務めて

成績以上に選手の起用法について「?」が多いことを、メディアは取り上げていました

選手起用は正解がないだけになかなか難しい問題ですが、原因の1つは「コーチ経験がない」という点にあったと思います

コーチ経験

その問題を解決するためには、ハムと真逆にベテランのコーチ経験豊富な人物を連れてくることが予想されます

事実、レイカーズは大学バスケの名将など数人とコンタクトを取っていました

しかし、結果的にはコーチ経験のない元名選手のJ・J・レディックです

選手起用、戦術構築でコーチ経験のないレディックは正直言って未知数でしょう

人間関係

レディックの就任は、「知識よりも人間関係を大切にする」という球団の姿勢の表れだと思います

レディックはレブロン・ジェームスとポッドキャストの番組をやるなど、仲良しです

元々、賢いタイプの選手でしたし、引退後はNBA解説者としても、非常にわかりやすいことで有名で、バスケ知識は問題ないとの評価を得ています

今回は実質「レブロンの選手兼監督」が誕生したかのように、わたしは考えています

戦術や練習構築は、これからベテランのアシスタントコーチ陣を固めることで、レディックを助ける体制を整えると思います

そして、選手の意見を、主にレブロンを通じて聞き、コミュニケーションを重視する

アシスタントコーチや選手の意見を十分に聞いたうえで、レディックが最終決断をする

レブロンが「意見を言ったからには、やろうぜ」となれば、チームはひとつにまとまります

こういった人間関係の構築が、新監督にもっとも求められた人事だと思っています

インディアナ・ペイサーズの監督であるリック・カーライルは、こう言いました

「NBAの監督は、人間関係が8割。技術とかは2割に過ぎない」

NBAでさえ、NBAだからこそ、結局は選手と監督の人間関係、信頼が大切なのです

知識ばかりあっても、バスケのことをよく知ってても、人の気持ちがわからない人に監督は務まらない、ということになります

名選手が名監督に

「名選手は名監督になれない」とよく言いますが、

わたしの理解では「技術ばかりを重視して人間関係を軽視する人が名監督になれない」という意味だととらえています

逆に言えば、名選手が人間関係を大切にして経験を積めば、鬼に金棒です

最近は名選手が名監督になった人が増えています

日本代表のトム・ホーバスが最高の例です

Bリーグ王者の広島も、新監督に朝山さんが就任しました。これも人間関係を大切にという点で、最高の人選です

NBAではジェイソン・キッド、スティーブ・カーなど、コーチ経験なく、名監督になっている人がたくさんいます

若さという点では、優勝したジョー・マズーラも35歳です

レディックもまだ39歳です

人心掌握に長けた監督として、レイカーズを長年率いる名将になってほしいですね

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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