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負けた直後のミーティングは必要ない 24-1-10 #128

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください。

 

タイミング

各地で新人戦など、大会が始まりました

勝ったチームも、負けたチームもあります

「負けた後の指導が大事」とよく言われます

そのときに、指導の内容も大事ですが、伝えるタイミングがもっと大事だと思っています

試合直後

試合が終わると、だいたいTOとかの当番があって、それが終わった後に解散になります

解散のときに、全部員が集まって、先生が一言いうのが普通の流れですね

わたしは、ここでの話はできるだけ短くして、なるべく早くその日は解散させたいと考えています

選手は疲れている

負けた試合の後は、だいたいの選手が疲れ果てています

体力的に疲れ果てているのもそうですが、精神的にも「悔しい」「こんなはずじゃなかった」という状態なはずです

ある種の異常心理のときは、時間をおかないことには冷静に話を聞くことができません

コーチも興奮している

ベンチで指揮を執ったコーチも同じように異常心理なはずです

感情の上下が大きな試合後は、その時に思ったことが冷静な判断ができません

試合直後に長々と話をすることは、コーチ自身も冷静な話ができないうえに、選手たちは頭に入らないという最悪な状況です

生徒同士で振り返る

私のチームで行っているのは、まずはかんたんに生徒同士で振り返りをすることです

日頃の練習で、練習前にゴール設定のミーティング、練習後にふり返りのミーティングをしていますので、これは日常の習慣でもあります

解散までの1時間ちょっとの時間に、生徒同士で短時間でもいいのでふり返りをすることは、コーチが一方的に伝えるだけよりもよっぽど効果的だと思います

数字、映像を見る

わたし自身、試合中に「全然だめだな」と思っても、後で動画を見返すと、それなりに良いプレーができていると感じることがよくあります

またはその逆もよくあります

家に帰ってから、冷静になって動画を見ることは、正確なふり返りをするために欠かせません

できれば数字も見て、客観的に試合を振り返るべきです

それぞれの意見を持ち寄る

試合後の初回の練習前に、コーチと選手たち、それぞれの意見を持ち寄ります

今の時代は動画もシェアしやすいので、選手たちもそれぞれの時間に動画を見ておき、自分なりの「ここはこうすべきだった」という意見を持っておきます

コーチ、またはキャプテンがファシリテーターになり、課題解決のための新たな目標を立てます

試合直後に長々と説教して、次からいきなり練習、というより、このようなミーティングをした方がよっぽど効果的です

 

今日の参考文献

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ぜひ手に取ってお読みください。

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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