こんにちは、三原です。
今日はディフェンスの練習方法「シェルディフェンス」を紹介します。
この記事をお読みのあなたは
- ディフェンスを強化したい
- ディフェンスの効果的な練習方法が知りたい
こうお考えではありませんか?
この記事ではあなたの悩みを解決します。
動画講義はこちらです。
なぜ4対4が効果的なのか?
シェルディフェンスとは「4対4で行うディフェンス練習」のことです。
なぜ4対4が効果的なのかと言うと
- オフェンスにとっては広くて攻めやすい
- ディフェンスにとっては広くて守りにくい
ということが理由です。
コート上をあえて広くすることで、ディフェンスにとって辛い状況を作ります。
この練習を積んでおけば、実際の試合は5人に増えますから、
「あれ?練習より試合の方が楽だ」と感じることができます。
だから4対4なのです。
ディフェンス3つの役割
図のような形でシェルディフェンスはスタートです。
ディフェンスには3つの役割があって
- A=ボールマン
- B=ディナイ(ボールの隣)
- C=ピストル(ボールの隣の隣)
ボールを持った人は「シュート、パス、ドリブル」という3つの選択肢があります。
その3つを、チームで消すための役割分担です。
- まずボールマンは「絶対にシュートさせない」が役割です。
- 隣のディナイは「パスを出させない」が役割です。
- 最後のピストルは「ドリブルのカバー」が役割です。
このように、全員が役割分担をして、攻撃の選択肢をすべて消すのです。
1人で3つを守ることはできません。
でもチームで分担すれば守れます。
理論上は完ぺきですね。
ディフェンスの基本姿勢については、こちらで詳しく説明しています。
練習①パスだけ回す
では具体的な練習方法です。
最初は「オフェンスは動かず、パスだけ回す」です。
#1が#2にパスをします。
ボールが空中にあるうちに移動して
- B=ボールマン
- A=ディナイ
- C・D=ピストル
このようにポジション取りをします。
パスされたボールが空中にあるうちに移動することを「ジャンプ・トゥ・ザ・ボール」と言います。
パスだけ回して、ジャンプを習慣にする練習です。
練習②カットする
次はパスした人がカット(走る)をします。
#1が#2にパスしたら、ゴールに向かってカットです。
これに連動して、#3、#4も動きます。
これによってディフェンスのポジションを変えるのです。
- B=ボール
- C=ディナイ
- D・A=ピストル
というようになります。
オフェンスが動いて、少し試合に近づけるのです。
練習③ドライブする
最後はドライブします。
まず原則として「ノーミドル」が合言葉で、ドライブはエンドライン方向にさせましょう。
コートの中央にドライブすると、ディフェンスが不利になるからです。
- #2がベースラインにドライブ
- Dがカバー
- AとCがカバーダウン
という連動で、ボールとゴール下のスペースを埋めます。
このようにすれば、オフェンスは苦しい「返しのパス」しかできません。
このように仕掛けるディフェンスの練習です。
まとめ:原則は「ポジション・ビジョン・トーク」です
以上が練習の方法ですが、さらに大事なのは「原則」です。
- ポジション = ボール・ディナイ・ピストルの正しい場所をとる
- ビジョン = ボールとマークマンを視野に入れる
- トーク = 声による連絡を絶えず行う
この3つができているかどうか、常にチェックしましょう。
- チームでディフェンスしよう!
- みんなでがんばろう!
だと、ちょっと漠然としていますよね。
でも「ポジション・ビジョン・トーク」をやろう!となれば、具体的になります。
チームプレイを具体的にするための3原則、ぜひ覚えておいてください。
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
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