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成長は生徒の責任【バスケの大学・三原学】

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

※音声で聞きたい方はこちら

成長は生徒の責任

今日のテーマは 「成長は生徒の責任」 という話。

このテーマを聞いて、「いやいや、先生の責任でしょ?」とか「親の責任では?」と思う人もいるかもしれません。
でも、実際に成長できるかどうかは、最終的に 本人次第 なんですよね。

今日はそのあたりを掘り下げていきます。
もし「こういう考え方もあるよ!」という意見があれば、ぜひコメント欄で聞かせてください!


① 先生の役割は「成長は自分の責任」と思わせること

良い先生、良い上司、良い親って、 生徒や部下に「成長は自分の責任だ」と思わせるのが上手い んですよね。
「君が成長できるかどうかは、君にかかっているよ」って、自然に伝えられる人が良い指導者だと思います。

これはバスケットボールの指導でも、学校の先生でも、会社の上司でも同じ。
「俺が全部教えてやる!」ではなくて、 「君が本気で成長しようと思えば、いくらでも成長できる環境をつくるよ」 というスタンスが大事です。


② コーチとしての成長|技術だけでは限界がある

わたしは22歳からバスケットボールの指導を始めて、今年で指導歴22年。
最初のころはとにかくバスケの技術ばかり勉強していました。

・良いシュートフォームとは?
・体力トレーニングの最新理論は?
・どんなフォーメーションが勝てる?

でも30代後半になって、「これ以上チームを強くするには、技術だけでは無理だな」と気づきました。
それで、人間関係やコミュニケーション、マネジメントの勉強を本格的に始めたんです。

たとえば、ビジネス書を読んで「理想の上司とは?」を学び、それを「理想のコーチ」に置き換えて考えるようになりました。

このときにわかったことは、 「良い上司は部下を育成する」 ということ。
これはそのまま「良いコーチは生徒を育成する」に当てはまりますよね。


③ 育成と勝利は矛盾しない

バスケ界では「育成か、勝利か」という議論がよくあります。
でも、これは本質的に 「育成すれば勝てる」し、「勝つために育成が必要」 なんです。

たとえば、身長が高い選手に「お前はゴール下だけやってろ」と指示するのは、目先の勝利のためかもしれません。
でも、その選手がもっと成長するためには、ドリブルやアウトサイドシュートも経験したほうがいい。

結局、半年後、1年後、3年後の 「最大の結果」 を出すためには、 個人を育成すること が不可欠なんですよね。


④ でも、成長するかどうかは本人次第

ここからが本題なんですが、 「成長するかどうかは生徒の責任」 です。
どんなに良い指導をしても、生徒本人がやる気にならなければ、結果は出ません。

たとえば、素晴らしい練習メニューを組んだとしても、
「今日はちょっとダルいな…」と思いながらやっていたら、成長のスピードは遅くなりますよね。

結局、 「やる気になって本気で取り組む」ことが、成長のカギ です。
だからこそ、指導者の役割は 「やる気にさせること」 なんです。

「俺が成長させてやる!」ではなく、
「君が成長したいと思える環境をつくるよ」という意識が、良い指導者には必要なんですね。


⑤ 「最終的に決めるのは君だよ」と伝えよう

最後に大事なこと。

「成長するかどうかの責任は君にあるよ」 ということを、しっかり伝えましょう。
これを伝えるのが、指導者の大切な役割のひとつです。

生徒のなかには、後から「あのとき、もっとやっておけばよかったな…」と思う人もいます。
でも、それは 「自分が選んだ結果」 なんです。

だからこそ、
「今の頑張りは未来の自分につながるよ」
「やる気になって取り組めば、君はもっと成長できるよ」
ということを、繰り返し伝えていきたいですね。


まとめ

良い指導者は「成長は生徒の責任」と思わせるのがうまい
バスケの技術だけでなく、人間関係やマネジメントも学ぶべき
育成と勝利は矛盾しない。「育成=勝利」になる
最終的に成長するかどうかは本人次第
「君が決めるんだよ」と伝えることが大切


今日は 「成長は生徒の責任」 というテーマでお話ししました。

それでは、今日も良い一日を!

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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