こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください
https://voicy.jp/channel/4018/1144793
メルマガ
今日はメルマガ読者さんからのご質問をいただきました
こんにちは!メルマガとても参考になりました。ありがとうございました!
自分のチームは、能力がないのでプリンストン大学の考え方を取り入れて戦いたいと思っています。
そこで質問なのですが、一年間の練習メニューを組んでいくとして、ディフェンスや3ポイントシュート、オフェンスシステムなど練習したいことはたくさんあります。
どのような順番で、何ヶ月くらいのスパンで、練習メニューを大まかに組めばいいのでしょうか?教えていただけると嬉しいです。お願いします。
年間計画
過去20年間、高校生を教えてきて思うことは、「年間計画がうまくいった試しがない」ということです
オフェンス、ディフェンス、チーム、個人とそれぞれいろんなプレーがあり、「あれもやっておいた方がいいな」「これも練習しておこう」と計画を練ります
試合の時期から逆算して「10月に大会があるから、それまでの4カ月間の間に、この時期はこれをやって、ここからはこうで・・・」
年間計画を立てるは楽しかったりもします
路線変更
ある程度の年間計画は必要だと思いますが、途中で練習試合をすると、ほとんどの場合、路線変更をしたくなります
- 思った以上にこういうことができない
- やっぱりこっちの練習をしておきたい
- この練習はまったく意味がなかった
などと、最初の年間計画とは違ったスケジュールで計画を組みなおすことがよくあります
路線変更というか、脱線という感じです
自分が一貫性のない人のように思えてきて、情けなくもなりました
気づかないよりいい
しかしわたしは、だんだんと路線変更が悪いことだと思わなくなりました
悪い状態に早く気づいて、路線変更できるのがいいコーチであり、良いチームである
最悪なのは、悪い状態に気づかずに予定通りに進めて、試合に負けるまで改善ができないコーチ、チームである
そう考えるようになりました
年間計画より週間計画
とにかく最初に決めた年間計画通りにすすめるのではなく、
むしろ試合をやって気づいたことを練習に取り入れて、また新しいことを身につける
こちらの方が取り組みやすいし、上達も早いように感じました
最近では「綿密な年間計画より、具体的な週間計画の方が大事なのでは?」と思っています
MTM
サッカーの用語だと思いますが、マッチ・トレーニング・マッチ、という言葉があります
- マッチ(試合をして)
- トレーニング(課題を練習して)
- マッチ(また試合をする)
このサンドイッチでチームを成長させていく方法です
練習の前半でゲームをやり、課題点を見つけて練習して、再びゲームをやる方法です
週間計画
1日でMTMを取り入れると、3時間くらいの練習時間が必要になります
なのでわたしは、1~2週間で練習試合(あるいは部内紅白戦)を入れて、週間目標を立てるMTMが良いと思っています
- 練習試合をやった
- 見つかった課題を平日で練習する
- 次の練習試合で試す
というサイクルです
わたしの経験上、人(チーム)のモチベーションは2週間続くと思っています
逆に言えば、2週間たっても新しい仕掛けをしない場合、徐々にモチベーションが下がっていくことが普通です
- ミーティングで目標を確認する
- 練習試合をする
- また振り返りのミーティングをする
このようなサイクルで、1~2週間ごとにモチベーションを高める仕組みがあれば、MTM方式で確実にチーム力は向上します
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ありがとうございます。
三原学でした。それでは、また。
追記
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