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【バスケ】ワールドカップ日本代表に学ぶ5アウトオフェンス

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

日本代表、最高でしたね。

ワールドカップで3勝。

48年ぶりに自力でのオリンピック出場。

バスケットボールファンとして、これほどうれしいことはありません。

一方で、バスケ研究者としても、日本代表のチーム作りは最高の教材でした。

背の低さを武器にするバスケは

こんなやり方があったのか!

という驚きを世界に与えました。

この記事では、5アウトオフェンスについて、わたしが学んだことを解説します。

あなたのお役に立てれば嬉しいです。

動画でも学べます。

音声だけの聞き流しでもいいので、ぜひどうぞ。

 

また、ラジオのVoicyでも話をしています。

こちらもぜひお聞きください。

明確なコンセプト

5アウトの具体的なプレーの前に、コーチは明確なコンセプトを立てる大切さをお話しします。

今回のホーバスジャパンは

ディフェンス

スピード

3ポイント

という3本柱を明確に立てていました。

これがまず最初にあって、そこから選手を選ぶ。

その選手たちが活躍するためのセットを考案する。

この順でオフェンスがデザインされています。

わたしもそうですが、コーチはえてして「人まね」をしがちです。

  • ○○オフェンスであのチームはやってる
  • いいなあと思った
  • だから〇〇オフェンスをうちもやろう

みたいな感じです。

でも、これってダメで、コンセプトがないんです。

ホーバスジャパンのように、まずコンセプトありきで、そこから形を作っていく。

そのようにデザインするのがコーチの仕事です。

ホーバスジャパンのコンセプトは、この動画で語られています。

(クリックするとトムさんの話のところからスタートします)

 

フィニッシュスキル<スペース

なぜ5アウトなのか。

それはリムプロテクターをゴール下から外すためです。

どんなにシュートがうまい選手がいても、ゴール下に長身選手がいたら、邪魔で打てません。

なので、全員が外に立つことで、ディフェンスもゴール下にポジションを取らせない。

フィニッシュスキルよりも、スペーシングが大事。

その考え方だから、5アウトなのです。

そして、5アウトを成立させるために、全員が3ポイントを打つことが求められました。

身長に劣ることを武器にした「スモールボール」の魅力ですね。

最終形はトップピック

ここから具体的な話です。

日本のオフェンスは、ほぼすべて最終的には「トップピック」になっていました。

ゴール下に誰もいない状況で、トップピック。

そのゴール下にドライブ。

ディフェンスが収縮したら3ポイント。

ホーバスジャパンのアナリティックバスケットボールの形です。

2つのトップピック

トップピックにも2つあります。

  1. 味方が1人の方にドライブ
  2. 味方が2人の方にドライブ

 

便宜上、①を「コーナー1」、②を「コーナー2」と呼びます。

コーナー1はドライブ&ポップ

コーナー1は、スペースが広いのでドライブいしやすいです。

また、ドライブをしたらスクリーナーのディフェンスが下がることが多いので、ポップが有効です。

コーナー2はダイブしやすい

対して、コーナー2はドライブしにくいです。

そのかわり、スクリーナーのダイブがしやすいです。

ダイブに対してディフェンスが寄ったら、シューターがノーマークです。

もし、スクリーナーがダイブしなかったら、コーナーがダイブすることもできます。

このように、トップピックにもドライブの方向によって2種類あり、相反するメリットがあります。

最終形はすべてトップピック。

状況に応じて2つを使い分ける。

シンプルながら、すばらしい戦術です。

エントリー例「ホーンズフレアー」

最後にエントリーの例です。

オフェンスでいきなりトップピックになるのではなく、いくつかのアクションをしてからトップピックに入ります。

よくあったのがホーンズフレアー。

まずハンドオフ

ビッグマン同士のフレアーをして

トップピック

シュート力があるからこそのエントリーですね。

エントリー例「カッティング」

もうひとつがカッティング。

マッカビアクションによる動きの多いエントリーです。

ドリブルエントリーから、最初のカッティングをします。

カッティング後は、ボールサイドのハンドオフ。

ヘルプサイドは広がってスペースを取ります。

逆サイドで、再び同じ動き。

そしてトップピックへ。

バックカットを入れて、日本のスピードを生かしたすばらしいセットですね。

まとめ:やり方より、あり方

以上が、わたしが学んだ日本代表の5アウトです。

本当のチームルールはもっと複雑で、もっと多彩だと思います。

しかし、わたしにとっての最大の学びは

やり方より、あり方

です。

なぜ5アウトなのか。

なぜトップピックなのか。

それは明確なコンセプトのもとに作られていたからです。

わたしも戦術を作るときは、たんなる人まねでなく、コンセプトありきで作っていきたい。

そう強く感じたワールドカップでした。

あらためて日本代表のみなさん、ありがとうございました。

そして、おめでとうございます!

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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