こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

今日は、わたしがオフェンス指導で一番好きな「3アウト2イン」のモーションオフェンスを紹介します。

特に高校生年代の指導者の方には、参考になる部分があると思います。

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パターンよりも、モーションを信じるようになった

バスケットには、動きが決まっているパターンオフェンスと、状況を見ながら1対1や2対2で攻めるモーションオフェンスがあります。

わたしは今、どちらかというとモーションオフェンスを信じています。

これは理論というより、自分の失敗経験からです。

高校時代は、恩師から30秒をじっくり使うパターンオフェンスを学びました。その後、早稲田大学では激しいディフェンスからファーストブレイクへ持ち込む、まったく逆のバスケットを経験しました。

指導者になってからは、その両方を試しました。

そして感じたのは、わたしの場合、形を決めれば決めるほど選手の力強さがなくなるということでした。

だから今は、

「ある程度の約束は決める。でも、ずれたらすぐ1対1に行く」

このくらいがいいと思っています。

3アウト2インで、ゴール下を攻める

わたしが好きなのは、ガード1人、ウイング2人、インサイド2人の3アウト2インです。

理由は、ゴール下を攻めやすいからです。

わたしは、ゴール下のシュートが増えるほど勝ちやすくなると考えています。

確率が高く、ファウルも起きやすい。さらにオフェンスリバウンドにもつながります。

まずファーストブレイクを狙い、攻め切れなければ、その流れのまま3アウト2インに入ります。

ウイングにパスが入ったら、インサイド同士でクロスコートスクリーン。

1人がローポストへ入り、もう1人がハイポストへフラッシュして、ハイローを作ります。

このとき大事なのは、スクリーンの形をきれいに作ることではありません。

ボールマンが攻められるなら、すぐ1対1に行くことです。

インサイド同士がスクリーンしている瞬間は、ヘルプが遅れやすい。そこにドライブできるなら、迷わず攻めてほしいんです。

システムは、選手を縛るものではない

最初のサイドで攻め切れなければ、逆サイドへパスを展開し、同じようにハイローを作ります。

この動きを続けると、数字の「8」のようにオフェンスが循環します。

ただし、8の字を描くことが目的ではありません。

  • ポストに入れば攻める
  • 1対1ができれば仕掛ける
  • 強くディナイされたら、ハイポストを経由してバックドアを狙う

相手の守り方を見て、攻めることが一番の優先です。

3アウト2インは、オフェンスリバウンドにも入りやすい形です。インサイド2人と逆サイドの選手がリバウンドへ行き、残り2人がセーフティになりやすい。

高校生くらいになって、ある程度ポジションの特徴が見えてきたチームには、使いやすい形だと思っています。

セットオフェンスを指導するとき、ぜひ「ちゃんと動けたか」だけではなく、

「今、攻められる瞬間はなかったか」

と問いかけてみてください。

システムは、選手を縛るためではありません。

1対1や2対2を、より良い状況で起こすための土台

だと、わたしは考えています。

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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