パターンオフェンスは本当に必要か?
こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
今日のテーマは「パターンオフェンスは必要なのか?」です。
これは多くの指導者が一度は悩むポイントではないでしょうか。
結論から言うと、わたしは 「ほとんどいらない」 と考えています。
もちろん全否定はしませんが、デメリットの方が大きいと感じるようになりました。
そもそもパターンオフェンスとは?
オフェンスの形には大きく2種類があります。
-
パターンオフェンス
5人の動きが最初から最後まで決まっているもの。
例:マッカビオフェンス、フレックスオフェンス、連続ピック&ロールなど。 -
フリーランスオフェンス
1対1や2対2の組み合わせをベースに、状況に応じて自由にプレーするもの。
わたし自身、指導を始めた最初の10年間は「パターン命」でした。
フレックスも、スクリーン・ザ・スクリーンも、ドリブルドライブモーションも…。
とにかく毎日、ハーフコートの5対5を繰り返し、「型を叩き込むことこそ指導だ!」と信じていたんです。
でも今は違います。経験を積んで、強い相手と試合をしてきた結果、むしろ パターンは最小限でいい と考えるようになりました。
パターンが要らない3つの理由
① 予定通りにいかない
強い相手にパターンを仕掛けても、まず止められます。
パスカットされたり、スイッチされたり。
「こう動けばこうなる」と期待しても、現実はそう簡単にいきません。
② 相手に読まれる
パターンを持てば持つほど、スカウティングされやすくなります。
相手は「この動きが始まったらここを潰せばいい」と準備してきます。
一方で、フリーオフェンスには「読み」がありません。相手からすれば「何をしてくるかわからない」方がずっと嫌なんです。
③ 選手の積極性が減る
「このプレーの次はここにパス」という流れを教えすぎると、選手は 目の前のチャンスを見逃す ようになります。
ゴールが空いているのに攻めない。横にパスを回してばかり。
それはパターンに縛られてしまっているからです。
じゃあ、どうする?
答えはシンプルで、1対1や2対2の積み重ねです。
-
2対2でポストとガードを組ませる
-
2対2に対してオフボールの動きを加える
-
3対3に広げてみる
このように小さな単位の練習を積み重ねると、自然にチーム全体のオフェンスも形になっていきます。
NBAレイカーズのアシスタントコーチ、フィル・ハンディさんが八村選手に徹底してファンダメンタルを教えるのも同じ理由。
プロでも1対1の基礎が大切なんです。
まとめ
-
パターンオフェンスは最小限でOK
-
フリーオフェンスで十分戦える
-
指導者は「型を叩き込む」より「選手にチャンスを見つけさせる」ことを優先する
わたし自身、過去はパターンにこだわって失敗してきました。
でも今は「積極的で攻撃的なプレー」を重視しています。
あなたはどう考えますか?
ぜひ、コメントやメッセージで意見を聞かせてください。
最後にお知らせ
ありがとうございました。
バスケの大学では、指導者の悩み解決になるお話を無料メルマガで発信しています。
最初の1通目でプレゼント動画もありますので、ぜひこれを機にメルマガの登録をよろしくお願いします。
YouTube「バスケの大学」では、ラジオだけでは伝わらない図などを使った戦術解説をしています。
週に1~2本の放送をアップしているので、ぜひこちらもチェックしてください。
最後に、バスケの大学「研究室」では現在進行形で手掛けている最新のチーム作りについて、ほぼ毎日三原が記事を投稿しています。
- ここでしか書けない話を共有したり
- メンバーさん全員の質問に真剣に答えたり
- 月に1回のオンライン勉強をやったり
しています。もし興味のある方は案内ページを一度のぞいてみてください。

最後までブログをお読みくださり、感謝しています。
ありがとうございます。
三原学でした。それでは、また。
追記
アマゾンの電子書籍(kindle)で本をたくさん出しています。
ちなみに、アマゾンアンリミテッドの方はすべて無料で読めます。
あと、アマゾンといえば、耳で聞くオーディブルもおすすめです。
無料キャンペーン中にダウンロードした本は、ずっと聞き続けられるので、お試しすることをおすすめします
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
このブログをお読みのあなたは、きっとバスケの悩み、特にチームづくりのことでいろいろと悩んでいることでしょう。
そんなあなたはぜひ「バスケの大学メルマガ」をのぞいてみてください。
同じように指導に悩み、解決してきたわたしが、チームづくりのノウハウをお伝えします。
最初の1通目で「練習メニューの作り方」という特典動画もプレゼントしてます。