こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
バスケットボールの原則はシュート
こんにちは、三原です。
今日は「バスケットボールの原則はシュート」というテーマでお話しします。これは私自身が学生時代に読んだある本の内容がベースになっています。その本に書かれていた内容が今でも私の指導の根底にあります。
以下、そのエピソードを交えながら具体的に解説していきます。
1. 勝利のための鍛錬、それでも勝てなかった理由
ある指導者が若い頃、都立高校でバスケットボール部の指導を始めた際の話です。最初はとにかく体力をつけることが勝利の鍵だと考え、選手たちに徹底的に走り込みやディフェンスの練習を課しました。チームは強くなったと感じられたものの、公式戦になると全然勝てなかったのです。
その原因を分析してみると、意外な事実が浮かび上がりました。得点がまったく取れていなかったのです。
練習日誌を見返してみると、シュート練習はランニングシュートやフリースロー程度で、試合で必要なシュートのトレーニングはほとんど行われていませんでした。これが致命的な落とし穴でした。
2. バスケの目的はボールをリングに入れること
この指導者が気づいたのは、バスケットボールの根本的な原則です。それは「シュートを決めること」こそが勝利のための最重要課題だということ。ディフェンスがどれだけ良くても、シュートが決まらなければ勝つことはできません。
この視点に立つと、「シュート練習は、ただ単にボールをリングに向かって投げるだけではない」ということがわかります。効率的に点を取るために、どのように練習を組み立てるべきかを真剣に考え直さなければならないのです。
3. シュート中心の練習への切り替え
その後、チームの練習内容を大幅に変更しました。
ディフェンスの練習と体力トレーニングをベースにしつつも、シュートを中心に据えました。たとえば、シュートを打ちながらランニングする練習や、ゲーム形式の中でシュートシチュエーションを増やすようにしました。
結果はすぐに現れました。選手たちは徐々に得点力を身につけ、公式戦でも競り勝つことができるようになったのです。
4. 練習の目的を明確にする
ここで重要なポイントは、練習には明確な目的が必要だということです。ただ漠然と練習を繰り返していても、目的を意識しなければ成果は得られません。
特に若手の指導者は、走り込みやディフェンスの練習に時間をかけがちです。しかし、それが試合の得点にどうつながるのか、そこを具体的に考えることが必要です。指導者は、選手に対して「この練習は何のために行っているのか」をしっかり伝えなければなりません。
5. シュートフォームの徹底指導
シュートの精度を上げるためには、フォームの改善も不可欠です。
悪い癖がついてしまうと、それを直すのは非常に難しいですが、逆に正しいフォームを身につければ安定してシュートを決めることができます。指導者は、選手一人ひとりのフォームをチェックし、適切なフィードバックを与えることが大切です。
たとえば、
- 腕が真っ直ぐ伸びているか
- ボールをしっかりと指先でコントロールできているか
これらのポイントを日々確認し、修正を加えていくことで、選手たちはシュートの精度を上げていきます。
まとめ
「バスケットボールの原則はシュート」という話を基に、重要なポイントをお伝えしました。
- 練習には目的が必要
- シュート中心の練習を行う
- 選手のフォームを丁寧に指導する
これらを意識してチーム作りをしていけば、きっと良い結果が得られるでしょう。
新年を迎えるにあたり、練習計画を立て直すなら、この原則をぜひ取り入れてみてください。
今日の内容が、あなたの指導に少しでも役立つことを願っています。
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