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選手とコーチの距離感 24-9-4 #354

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください

 

選手とコーチの理想的な距離感とは?

こんにちは、三原です。

今日は「選手とコーチの距離感」について、お話ししたいと思います。

指導者として大切なのは、選手との適切な距離感を保つことです。 でも、これがなかなか難しい。

近すぎても遠すぎてもダメ。 じゃあ、どうすればいいの?

結論から言うと、こう考えています。

「話を聞く時はどこまでも近く、決断の時はどこまでも遠く」

これが、選手とコーチの理想的な距離感だと思うんです。

なぜそう考えるのか、詳しく説明していきますね。

コーチの仕事は「決断」すること

まず、コーチの仕事って何だと思いますか?

技術を教えること? 戦術を組み立てること?

もちろん、それも大切です。 でも、一番大事なのは「決断」することなんです。

例えば、こんな場面。

選手たちの意見が分かれているとします。 「右に攻めよう」「いや、左だよ」 「前から行こう」「後ろからの方がいい」

こういう時、最終的に決めるのがコーチの仕事。

「よし、右から攻めよう。理由はこうだ」

と、はっきり決断する。 これがコーチの役割なんです。

決断の時は、距離を置く

決断をする時、コーチは選手から距離を置く必要があります。

なぜか?

選手に近すぎると、客観的な判断ができなくなるからです。

選手の気持ちはわかる。 でも、それだけじゃチームとして最善の決断はできない。

だから、決める時は一歩引いて、 冷静に判断する必要があるんです。

でも、普段は選手に寄り添おう

ただし、いつもクールに距離を置いていては 選手との信頼関係は築けません。

だから、決断の時以外は 選手にどこまでも寄り添うべきなんです。

選手の話をじっくり聞く。 悩みに耳を傾ける。 喜びを共に分かち合う。

こうして信頼関係を築いていくことで、 いざという時の決断も受け入れてもらえるようになります。

アクティブリスニングの重要性

選手の話を聞く時は、ただ聞くだけじゃダメ。 アクティブリスニングが大切です。

アクティブリスニングって何か?

それは、相手の言葉に真剣に耳を傾け、 相手の気持ちを理解しようとする姿勢のこと。

「へー、そうなんだ」 「それで、どう感じたの?」 「なるほど、そう考えたんだね」

こんな感じで、選手の思いに寄り添いながら 話を聞いていく。

これが、信頼関係を築く上で とても大切なんです。

理想の距離感を目指そう

さて、ここまで話してきて 「じゃあ、具体的にどうすればいいの?」 と思った人もいるかもしれません。

簡単に言うと、こんな感じです。

  1. 普段は選手に寄り添い、話をよく聞く
  2. 決断が必要な時は、一歩引いて冷静に判断する
  3. 決断したら、はっきりと伝える
  4. 決断の理由も、わかりやすく説明する
  5. また普段の寄り添いモードに戻る

この繰り返しです。

最初はぎこちなく感じるかもしれません。 でも、練習すれば必ずできるようになります。

大切なのは、「今は寄り添う時」「今は決断する時」 と、自分の中ではっきり切り替えること。

これができれば、理想の距離感が保てるはずです。

まとめ

コーチと選手の理想的な距離感。 それは、状況に応じて変化するものなんです。

話を聞く時はどこまでも近く。 決断の時はどこまでも遠く。

この使い分けができれば、 きっと素晴らしいチームが作れるはずです。

みなさんも、ぜひ試してみてください。

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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