こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください。
日本経済新聞より
2月5日の記事で「サッカー日本、穴突かれ耐え切れず アジア杯イランに屈し4強ならず 細部にもろさ 熱量も足りず」とありました
その中でこういった選手談話があります
「チームとしてどういう動かし方をして、どこを狙っていくかはもっと明確にしないといけない。それ(課題)があるのに結局、個のところで負けましたと言うのは、僕は逃げだと思う」
今日はこれをヒントに、考えていきます
チームルールの曖昧さ
サッカーに限らず、代表チームが負けると、時として批判が起こります
そしてその矛先は、多くの場合、監督に向けられます
その監督の何が非難されるかと言うと「チームルールの曖昧さ」です
代表チームなのに、役割分担や動きが決まっていないからバラバラ
こういう批判をよく耳にします
選手もやりやすい
チームルールがはっきりしていることは、いいことも多いです
- あなたはこれをやりなさい
- あなたの役割はこれです
- このような成果を期待しています
という明確な基準が示されれば、無駄がなくなりますし、必要のない試行錯誤をしなくて済みます
選手のストレスを取り除く意味でも、プレーのチームルールは明確にすべきです
マイクロマネジメント
一方でマイクロマネジメントという言葉もあります
マイクロマネジメントとは、部下(選手)に対して行動を細かく指示、管理しすぎることにより、過干渉になっている状態です
育成年代のスポーツ現場にはよくあることだと思います
ああしなさい、こうしなさい、これはダメ、あれはダメ
指示に従わせないと気が済まない手法です
曖昧はなくすけど
チームルールに曖昧はなくすけど、マイクロマネジメントではない
ここの両立がとても難しく、最大の課題です
わたしもどちらかと言うと、今までの指導者人生ではマイクロマネジメントになりがちでした
しかし、最近になって思うのは、チームルールが曖昧だからマイクロマネジメントになるのではないか、という仮説です
事細かに言うのは
わたしの経験をふり返るに、選手の一挙手一投足が気になり、常に管理しないと気が済まないときは、自分自身が何をさせたいのかよくわかってないときだったと思います
- 大枠のビジョンが描けていない
- 具体的なアウトプットイメージ作成ができてない
- それらを共有できていない
だから、いちいち思いつきで細かく言う必要があったのだと思っています
考えを形にしてみよう
サッカーの日本代表はもちろんやられてることだと思うし、より上のレベルの話だと思います
まず私たちは、自分の指導方針を紙に書きだしてみることから始めましょう
- 何を教えたいのか?
- どんなチームにしたいか?
- オフェンスは?ディフェンスは?
- コミュニケーションの約束事は?
そういったことを紙に書きだせないうちは、自分自身が曖昧なまま、何となく思いつきの指導を脱却できないと思います
というお話です
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参考文献
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