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試合の流れは準備、執念、そして応援【バスケ女子日本代表75対81ハンガリー】 24-2-10 #161

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください。

 

オリンピック最終予選

バスケ女子日本代表(世界ランク9位)は、2024パリオリンピック出場をかけた最終予選が始まりました

  1. 2/8がスペイン(4位) →勝利
  2. 2/9がハンガリー(19位)
  3. 2/11がカナダ(5位)

4チーム中3チームが出場権獲得です

ひとつも負けられない試合、昨日はハンガリーとの試合でした

ハンガリーは日本に勝つことに焦点を当てているはずでした

ハンガリーに負け

ハンガリーとの試合は75対81で日本の負け

スペインはカナダに勝ち、4チームすべてが1勝1敗で並びました

明後日のカナダ戦で、オリンピック出場が決まります

勝てば1位か2位で通過

カナダに負けたら、スペインとハンガリー戦によって決まります

ハンガリーがスペインにも勝つと、日本が4位で出場できない、となるはずです

切り替えて、明後日のカナダ戦、期待しています!

試合の流れ

今回のMVPは、ハンガリーのコーチ陣です

日本への対策は見事でした

もちろん日本もそれがわかっていて、さらなる上を行く対策は準備していたはずですが、

接戦になると、ちょっとしたシュートの成否で結果が変わります

試合には流れがあり、それが最も怖いものです

ベンチスコア40点

得点の配分として、日本はスタメン5人が2桁得点が、良いパフォーマンスでした

ハンガリーは4人ですが、ベンチメンバーが2人

ベンチスコアは10対40とハンガリー圧倒でした

ハンガリーはタイムシェアをしながら、今最も活躍できている選手をコートに送り出している

その選手起用は的中だったと思います

インサイドのアタック

日本の弱みはインサイドのサイズです

ハンガリーは長身選手をハイローに配置するホーンセットを序盤から多用しました

ピックに対して日本はブリッツ気味の積極的なショーディフェンス、スイッチアップで対応しましたが、

ローテーション後のリバウンドまでは対応しきれず、ボールを上から拾われていました

セカンドチャンスポイントは6対19

日本もドリブルドライブでペイントアタックはできていましたが、リバウンド数は23対43と圧倒されました

ファーストブレイク

リバウンドが取れないことで、セカンドチャンスポイント以上に痛手なのが、速攻です

リバウンドが取れないと、日本の武器であるファーストブレイクが出せません

セットよりファーストブレイクの方が期待値が高い(はずの)日本です

ハンガリーのトランジションディフェンス(ローディング)もほぼ完璧でした

この試合のファーストブレイクポイントはわずか2点でした

ハンガリーも0点。早いペースではなく、長身者が生きるスローペースだったことがわかります

オールスイッチ

ハンガリー最後の切り札はオールスイッチ

すべてのスクリーンをスイッチして、日本に3ポイントを減らす戦術です。これは世界中が日本にやってくる対策です

日本も、ゴーストスクリーンやスルーザペイントなどを使って、それに対する攻撃はできていたと思います

しかし、気分良くシュートが打てない場面が続き、24秒バイオレーションなどもあり、ストレスをためることにハンガリーが成功したと言えます

流れは準備と執念、そして応援

ハンガリーは地元の大観衆の中、45年ぶりのオリンピック出場を目指しています

世界ランキング的にも、この日本の試合にすべてをかけていたはずです

まるで男子W杯のフィンランド戦でした

この日のために、という準備と執念が、ハンガリーのベンチから感じられました

バスケは流れがあり、それは目に見えません

しかし、流れはコーチ陣の準備と執念、そして応援で作り出せる

そう強く感じたグッドゲームでした

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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