こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください
エースとは誰なのか? 最後のフリースローを任せられる選手が本当のエース
バスケットボールの指導者の方から、よくこんな質問をいただきます。
「エースの条件って何ですか?」
単純な質問のようで、いざ答えようとすると難しいものです。
今日はこのテーマについて、私なりの考えをお伝えしたいと思います。
フリースローを任せられる選手がエース
エースの条件を一言で言うと、「フリースローを安心して任せられる選手」です。
残り1秒、1点ビハインドで2本のフリースローが与えられた場面を想像してください。
1本決めれば同点で延長戦、2本決めれば逆転勝ち。 外せば負け。
この究極の場面で、誰にフリースローを託しますか?
単にシュート力があるとか、得点力があるとかではありません。
「この選手なら大丈夫」と、心から信頼できる選手。 それがエースなのです。
エースは技術以上に人間性
では、なぜその選手を信頼できるのでしょうか?
それは日頃の行いにあります。
- 練習を休まない
- 誰よりも練習に打ち込んでいる
- 遅刻をしない
- 勉強も真面目
- いつも明るく振る舞う
- チームメイトのことを考えている
このような人間性を持った選手だからこそ、最後のシュートを任せられるのです。
逆に言えば、技術はあっても以下のような選手は信頼できません:
- 練習をよく休む
- 練習中に手を抜く
- 遅刻が多い
- 先生がいない時の態度が悪い
- チームメイトとの関係が良くない
このような選手には、いくら得点力があっても最後のシュートは任せられないでしょう。
エースは役割ではない
ここで誤解してほしくないのは、エースは「得点を取る役割の人」ではないということです。
1試合20点、30点取る選手がいたとしても、それは「役割」でしかありません。
- ボールを運んでくれる人がいて
- パスを出してくれる人がいて
- スクリーンをかけてくれる人がいて
その結果として得点できているのです。
「俺が凄いから点が入る」というのは大きな勘違い。 チームメイトへの感謝の気持ちを持てる人こそが、本当のエースなのです。
エースは1人とは限らない
ここまでの話を聞いて、気づいた方もいるかもしれません。
エースは必ずしも1人である必要はないのです。
日常生活も含めて、
- 誰に言われなくても自分のやるべきことをやる
- 周りにいい影響を与える
- チームメイトから信頼される
このような選手は、チームに複数いてもいいはずです。
むしろ、私たち指導者の仕事は「エースを増やすこと」かもしれません。
最後に託せる選手を育てる
最後にもう一度整理します。
エースとは:
- 単にシュートがうまい選手ではない
- 得点源になれる選手でもない
- チームの「顔」でもない
そうではなく、
「最後の1秒で、このシュートを任せても後悔しない」
と思える選手、それがエースなのです。
そのために大切なのは、日々の積み重ね。
技術面での向上はもちろんですが、それ以上に人間性を磨くことが重要です。
私たち指導者は、そんなエースを1人でも多く育てていけたらいいですね。
今日の参考文献
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