こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください
自分の色を出すことへの執着が、チームを弱くする
憧れていた「○○バスケット」という呼び名
私は若い頃、自分の色を出すことに執着していました。
「三原バスケット」と呼ばれるような、オリジナルの戦術を作りたい。
そんな思いで指導をしていました。
たとえば「うちは3アウト2インでポストプレー」とか。 「速攻は絶対に3人で」とか。
それこそ、365日変わらない練習メニュー。 どんな選手が来ても、このバスケットをやる。
なんとなく、それがかっこいいと思っていたんです。
変化することを恐れていた
今になって思えば、それは「変化を恐れていた」からかもしれません。
自分の信念を曲げることは、弱さの表れだと思っていました。
でも、とある出会いがその考えを変えてくれました。
元金沢総合高校の星沢先生との出会いです。
星沢先生はこうおっしゃいました。
「自分の指導方法が一貫している人は、続けて勝たせることができない」
この言葉は本当に衝撃的でした。
自分を疑う勇気
指導者として自分の方針を持つことは大切です。
でも、それと「頑固」は違う。
時には自分を疑う勇気も必要なんです。
たとえば、毎年選手は変わります。 ルールも変わります。 バスケット界のトレンドも変化していきます。
その中で、自分のやり方を変えないということは、実は「逃げ」なのかもしれません。
自分を変える努力を放棄しているだけなのかもしれません。
変えてはいけないものと、変えるべきもの
ここで誤解してほしくないのは、すべてを変えろと言っているわけではありません。
私の恩師である倉石平さんを例に挙げましょう。
倉石さんのバスケットは「ディフェンスを重視する」「走る」「パスワーク」という大きな括りは、数十年変わっていません。
でも、その中身は毎年アップデートされています。
つまり、変えてはいけないものと、変えるべきものがある。
それを見極めることが大切なんです。
本当の意味での「ぶれない指導」
そう考えると、本当の意味での「ぶれない指導」が見えてきます。
それは「プロセスをぶらして、結果をぶらさない」ということ。
目の前の選手に合わせて、選手の想像性や決断力を大切にする。
戦術で個性を消さない。
その時々の最善を尽くす。
でも、目指す結果は決して変えない。
私はYouTubeで情報発信を始めて5年が経ちます。
昔の動画を見返すと「今はそう思わないな」ということがたくさんあります。
それは恥ずかしいことではなく、むしろ誇れることだと思うようになりました。
なぜなら、それは私が成長している証だからです。
指導者の現状維持は衰退である。
この言葉を胸に、これからも自分をアップデートし続けていきたいと思います。
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三原学でした。それでは、また。
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