こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください。
質問いただきました
Voicyのコメント欄で以下の質問がありました
ミニバスの保護者です
息子のチームの練習時間が長すぎる気がします。
土日は基本的に4時間半、長ければ7時間以上です
逆効果な気がするのですが、どう思いますか?
指導者の熱意がすばらしい
わたしは個人的に、長すぎる練習は、短すぎる練習以上に良くないと思っています
しかし、平日に加えて、土日に長時間練習を行う指導者の熱意は、すばらしいと思います
自分の中で最善を尽くしている、その指導者の熱意を否定するつもりはありません
そのうえで、わたし個人の考えを述べさせてもらいます
よくある相談
中高の教員として、面談などで保護者から受ける相談で、ダントツの1位はこれです
「先生、うちの子はぜんぜん勉強しません」
「家ではゲームばっかりやっています」
なぜ、多くの家庭がこの悩みを持つのでしょうか
一言でいうと、勉強はつまらなく、ゲームはおもしろいからです
なぜゲームはおもしろいか
バスケ指導者としては、まるでゲームのように「家ではずっとバスケばっかりやってます」と言われたらこんなに嬉しいことはありませんよね
では子どもにとって、なぜゲームはそこまでにおもしろいのか。いろいろあると思いますが
- 目的がはっきりしている
- 自分の思い通りできる
- 成長が実感できる
言語化するとこのようなところだと思います
強制力
勉強にやる気が出ないのはこの逆だからです
- 何のためにやるのかわからない
- できないこと、苦手が多い
- 成長が実感できない
加えて、親や教師からの強制力が働きます
「宿題やったの?」
「勉強しなさい」
「ゲームなんかやめなさい」
これらが重なって嫌いになるんだと思います
ゲームを嫌いにするならば
もし、子どもたちからゲームを嫌いにさせるのであれば、1つの方法はゲームを親が強制することです
今日は〇〇時まで必ずゲームをやりなさい
ここまでクリアしなきゃ寝ちゃダメです
休憩しちゃいけません
これじゃなくて、あのゲームをやりなさい
勉強なんてしないで、ゲームをしなさい
これを年中言っていれば、子どもはゲームを嫌いになるでしょう
努力量
一流の選手は結局、バスケに費やした時間がどれだけ長く持てるかです
イチローは365日、寝る前に10分の素振りをした。だからイチローになれた
努力量が圧倒的な人だけが一流になります
であれば、チーム練習の目的は「帰ってからもずっとバスケのことを考えちゃう子にする」の一点に尽きます
長すぎるチーム練習は、お腹いっぱいの状態にしてしまう可能性が高いです
24時間バスケを考える子に
練習が終わった時に「え?もう終わり?」
休みの日は「練習したいなあ。うちは練習が少なすぎるよ」
練習中は「待ってました!」と張り切って練習
帰り道は友達とバスケの話を楽しそうにする
家ではハンドリングをしたり、バスケの動画を調べたりする
「うちの子は(バスケという)ゲームしかしないんです」にすることが、チーム練習の目的です
であれば、長すぎる練習よりも、短すぎる練習の方がよい、とわたしは考えます
というお話です
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三原学でした。それでは、また。
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