こんにちは、三原です。
今日のラジオはこちら。
NCAAトーナメントが、盛り上がっています。
今年の主役はなんといっても、セント・ピーターズ大学。
第15シードのチームが、いきなり優勝候補のケンタッキー大を倒して話題になりました。
そしてそのあと、快進撃を続けて、ついにエリート8まで来た。
15シードがエリート8進出は、史上初だそうです。
まさに、シンデレラチーム。
Not even close to midnight in Philly#StrutUp🦚 pic.twitter.com/zVfgTPv4rS
— Saint Peter’s Men’s Basketball (@PeacocksMBB) March 26, 2022
試合を見た印象では、小さく守り、じっくり攻めるという正攻法で、接戦をものにしています。
- ミスを減らす
- フリースローを決める
- ノーマークを決める
という当たり前のことを、しっかりとやっている。
そんな印象の好チームです。
さて、ここからわたしが思い出したのは、吉井四郎先生の名著「私の信じたバスケットボール」からの一文です。
誰にでも勝つチャンスはある
出典はこちら(絵をクリックしてね)
もう少し詳しく書くと、こんな内容です。
三原なりの要約ですが
バスケットボールは、他のスポーツより、勝敗を決定する要因の多い競技です。
だからこそ、相手と自分たちを比較して「これだけはうちのほうが勝っている」ということは、必ず見つかるはずです。
そして、その強みを前面に出して、弱みを隠すような作戦が成功すれば、その試合に勝つことができるでしょう。
同じ中学生同士、高校生同士、というカテゴリーがいっしょなら、必ずあなたのほうが勝っているものがあるはず。
だからわたしは「必ず勝つチャンスはある」と信じているのです。
なんとも明るい希望をくれる文章ですね。
さらに、こう続けています。
10%の勝つ可能性があるということは、たんに10回試合をしたら1回勝てるということではありません。
同じやり方をしたら、10回とも負けてしまうでしょう。
そうではなくて「ちがう10通りのやり方」で試合をしたら、1回は勝つ、ということです。
コーチは作戦を立てて、それを信じて、試合に臨むべきなのです。
なるほど。
実に論理的です。
意味としては、このような感じですが、
ぜひ本文は、実際の本から読んでいただきたいです。
どの大会にも、セントピーターズのように、大躍進をとげるチームがときどきあります。
いろんな要因がありますが、それは「作戦の成功」も絶対にあるはずです。
そして、ここからはわたしの実体験なんですが、
作戦を立て、それに向かって練習する日々は、明るい雰囲気になる。
たとえ負けたとしても、作戦を信じて戦った試合は、満足感が得られる。
わたしはそう考えています。
コーチは専門的な知識によって、客観的に作戦を立てられないといけません。
そして、選手との信頼を構築して、「よし!これでいこう!」という作戦をみんなで信じる。
こういう練習ができれば、勝ち負けにかかわらず、すばらしい日々が送れるのです。
うちのチームでも、ここのところはすごく大事にしています。
昨日は久しぶりの練習試合。安田学園は選手たちで戦術やメンバーを決めるボトムアップ理論で戦います。試合後は両チームが感想を話し合う「合同ボトムアップミーティング」もやらせてもらいました。これが学習効果抜群です❗️日本中の練習試合でこれが広まったらステキですよね🏀👍 pic.twitter.com/ND90duezSC
— 安田学園高校バスケットボール部 (@yasudabasket) March 26, 2022
さて、セントピーターズ、今日の試合も期待したいですね。
この記事をお読みくださり、感謝しています。
ぜひ、ラジオでも聞いてみてください。
もう少し詳しく、細かい話をしています。
倍速再生、聞き流しでOKですので、ぜひどうぞ!
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
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