YouTube原稿

【試合で使える練習ドリル】自分で作れるようになる考え方

【試合で使える練習ドリル】自分で作れるようになる考え方

こんにちは、三原です。
今日もブログを読んでいただいて、ありがとうございます。

さて今回は、「試合で使える練習メニューの作り方」についてお話します。

あなたはきっと、こんなふうに思ったことがあるのではないでしょうか。

「いい練習方法ないかな?」
「もっと試合で使える練習ってないの?」

今は便利な時代で、YouTubeを見ればいろんな練習が手に入ります。わたしのチャンネルも、そんな目的で見てくださっている方が多いはずです。

でもね、大事なのはここからです。


他人の練習じゃなくて、自分のチームの練習をつくる

これは今日、ぜひ持ち帰っていただきたいメッセージです。

「YouTubeで見たから」
「有名コーチが紹介してたから」

これももちろん参考になりますが、あなたのチームに合ってるかどうかが一番大事なんです。

じゃあどうやって作ればいいの?という話を、具体例を使って解説していきます。


今どきのプレーを切り取ってみよう

今回のテーマプレーは、

「ピンダウンスクリーンからのカールカット」です。

聞きなれない方のために簡単に説明すると、
ピンダウンは、下から上へ味方にスクリーンをかけるプレー。
カールカットは、それをカーブを描くように受けてシュートに行く動きです。

昔は、インサイドにセンターがいて、そこからスクリーンをかけてフォワードが45度に上がる──そんなプレーが主流でした。

でも今は違います。

✅ 現代の主流はコーナーからの動き

最近のバスケでは、コーナーにいるシューターが、上から来たスクリーンを使って、カーブするように上がってくる。この「カールカット」が主流なんです。

スクリーンの角度がまったく違うんですね。

昔は縦だったのが、今は横に近い角度でスクリーンをかける。こうした変化を、ゲームから読み取って、「この場面を練習したいな」と切り取ることが、試合で使える練習をつくる第一歩です。


まずは「シューティングドリル」から始めよう

この場面を練習に落とし込むには、シンプルなシューティングドリルから始めるのがおすすめです。

具体的にはこんな流れ。

  1. 3人1組でスタート(パス役・スクリーン役・カッター役)

  2. カッターがスクリーンを使ってカールカット

  3. パスを受けてシュート

  4. リバウンドを取って、ポジション交代

  5. 左右交互に繰り返す

このドリルの良いところは、
・全員がボールに触れること
・ゲームに近い感覚で動けること

シンプルだけど、とても効果的な練習です。


次のステップは「2対1」

動きに慣れてきたら、今度は判断力を高める段階です。

最初は「2対1」がおすすめ。

スクリーンを使う選手(ユーザー)にだけディフェンスをつけて、
スクリーナーにはつけません。

この状況で、

  • ユーザーがフリーになればそのままシュート

  • 止められたら、スクリーナーがフリーになってパス

つまり、「どっちがフリーか?」を判断する練習になります。

ここがポイント。
ただ動くだけでなく、状況を判断して選ぶ

この力を育てることが、
試合で生きるプレーにつながります。


さらに「2対2→3対3→5対5」へ

判断の練習ができたら、徐々にライブ形式にしていきましょう。

  • 最初はパス役にはディフェンスをつけず、ユーザーとスクリーナーだけにディフェンス。

  • それができたら、パス役にもディフェンスをつけて「2対2」へ。

  • 次は3人目を加えて「3対3」。

  • 最終的には「5対5」で実戦的に。

このステップアップがすごく大事です。
最初から5対5でやっても、なかなか判断や動きが整理されません。

まずはシューティング→2対1→2対2…と少しずつ増やす
これが「使える練習メニューづくり」の基本です。


あなたのチームにしかないプレーを見つけよう

最後にもう一度、最初の問いを繰り返します。

「その練習、本当にあなたのチームに合っていますか?」

練習メニューは「あなたのチームにしかないプレー」を
観察し、切り取り、それを練習に落とし込むことが大事です。

他のチームにとっては「普通」でも、
あなたのチームにとっては「大切な1場面」ってありますよね?

そこをピックアップして、練習をつくっていきましょう。

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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