【質問回答】コーチとして自信がありません
こんにちは、三原です。いつもブログを読んでくださってありがとうございます。
今日はメルマガの読者さんからいただいたご質問にお答えする形でお話します。テーマはズバリ、「コーチとしての自信の持ち方」についてです。
最近はメルマガやYouTubeのコメント欄からたくさんのメッセージをいただいていて、順番に返信をしています。皆さん本当に熱心で、こうして私に相談してくださるのが嬉しい限りです。
まずは、ご質問の内容を簡単に紹介しますね。
小学2年生の息子さんがミニバスを始め、自分もコーチをやるかもしれない状況にある。自分自身は中高大とバスケをしていて、バスケが好きだし、息子と一緒に練習するのも楽しい。でも、いざ10数人の小学生を相手にコーチをやるとなると自信がない。どういう心構えや接し方をすればいいのか、ボトムアップのチームづくりをするにはどうしたらいいか、アドバイスが欲しい。
こういう質問でした。
素晴らしいですよね。バスケが楽しくて、息子さんとも一緒に練習していて、なおかつコーチとしても自分を成長させようとしている。そういう方なら、絶対に大丈夫です! と、私は断言します。
なぜかというと、コーチに一番必要なのは「楽しむ気持ち」だからです。
この質問者さんは、それをすでに持っている。だから大丈夫なんです。
コーチの3つの役割
さて、小学生のコーチの仕事について、私なりに大事なことを3つにまとめてみます。
優先順位の順番に書きますね。
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安全管理
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楽しませる
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上達させる
まず何より大事なのは安全管理です。どれだけ楽しい練習でも、怪我のリスクが高い練習なら避けるべきですし、今の時期なら熱中症対策も重要です。子どもの安全を守るのは、コーチの最重要任務です。
次に「楽しませる」。
これが今回のテーマに直結します。コーチの楽しむ姿勢は子どもに伝わります。私は娘に「子どもは親の言うことは聞かないけど、することは真似する」とよく言いますが、それと同じです。コーチの言葉以上に、表情や姿勢、雰囲気が子どもたちに伝わるんですね。
最後に「上達させる」。これはもちろん大事ですが、優先順位は3番目です。子どもがバスケを嫌いにならず、続けたいと思えること。その延長線上に上達があります。
自分が楽しむ姿を見せる
質問者さんの文章には、こんな一文がありました。
「子どもと一緒にバスケができるなんて幸せだなと感じています。」
これ、最高じゃないですか。
コーチとしての基準は、もうここに尽きると思います。
自分がバスケのおかげで今の人生があって、バスケをやっていて幸せ。だからその楽しさや幸せを、子どもたちにも感じてほしい。
これだけで十分です。
技術や戦術の知識は、これからいくらでも学べます。大事なのは、まず「バスケって楽しいよ」という空気をつくること。
技術や戦術は「発見」するもの
とはいえ、「技術的なことが分からなくて不安」という気持ちも、よく分かります。
でも、それは「自分が正解を知らないから不安」ではなく、「自分で発見していく」ものだと思うんです。私も、これまでの経験でそう感じています。
たとえば、10数人の子どもがいる練習で、「ドリブルが一番うまい子」「シュートが一番うまい子」「走るのが速い子」がいるはずです。その子に聞いてみるんです。
「君、ドリブルうまいね。どうやってるの?」
すると子どもは生き生きと教えてくれます。それをみんなに見せて、「こうやってみよう」と言えばいい。
コーチ自身がすべて正解を知っていて、それを伝える必要はありません。子どもから学ぶスタンスでもいいんです。その子がチームの見本になれば、それだけでチームがレベルアップします。
安全と楽しさを軸に練習を組む
実際に練習をドリル化するときも、まずは安全性を考えればOKです。
・人と人がぶつからないか
・効率的に回せるか
・並ぶ位置は安全か
この3つさえ守れば、あとは試行錯誤していくうちに、自分なりの引き出しがどんどん増えていきます。その積み重ねが自信になります。
結局は「人柄」が大事
特に小学生の場合、コーチの人柄が一番の教材になります。
楽しそうにバスケをしているコーチを見れば、子どもも「バスケって楽しいんだな」と思ってくれます。これが最も大事なことです。
だから、知識や技術の不安に押しつぶされずに、まずは「自分が楽しむ姿を見せる」こと。
そして子どもたちと一緒に成長していこうという気持ちでいれば、それが自然と自信につながります。
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ありがとうございます。
三原学でした。それでは、また。
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