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かばんをきれいにそろえるのって意味あるの?【バスケの大学・三原学】

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

※音声で聞きたい方はこちら

かばんをそろえる意味ってあるの?整理・整頓・掃除の力

こんにちは、三原です。

今日は「かばんをそろえる意味」についてお話しします。バスケットボールの指導において、よく「かばんや靴をそろえましょう」と言われます。でも、これって本当にバスケットに関係あるの?と思う人もいるかもしれません。

わたしは、大いに関係があると思います。

卒業する選手たちがよく口にするのは、プレーのことだけでなく、整理・整頓・掃除(3S活動)の習慣が身についてよかった、ということです。実際、この習慣はバスケットだけでなく、人生にも大きく役立ちます。

では、なぜ「かばんをそろえる」ことが大切なのか、一緒に考えてみましょう。


1. 3S活動とは?整理・整頓・掃除の基本

まず、「3S活動」とは何かを説明します。

  • 整理:いらないものを捨てること
  • 整頓:使うものを適切な場所に置くこと
  • 掃除:きれいな状態を保つこと

例えば、整理は「このかばんの中のゴミ、いらないな」と気づくこと。整頓は「かばんを決められた位置にそろえて置く」。掃除は「ほこりや汚れを拭く」という行動です。

この3つを実践すると、チームの環境が整うだけでなく、選手自身の意識も変わります。


2. かばんをそろえることで身につく力

「かばんをそろえること」が、どうしてバスケットボールに役立つのか。それは次の3つの力が養われるからです。

① 気づく力

整理・整頓・掃除をするには、まず「気づく」ことが必要です。
「あれ、かばんがバラバラに置かれてるな」「床が汚れているな」と気づく力がなければ、行動には移せません。

この「気づく力」は、バスケットの試合中でも重要です。
「あのディフェンス、少しずれてる」「あそこにスペースが空いている」と気づけるかどうかで、プレーの質が変わります。


② 揃える力

かばんをそろえるとき、周囲を見て「どの位置に置けばいいか」を考えます。
これはバスケットでいうと「チームで動きを合わせる力」と同じです。

  • オフェンスでは「味方の動きに合わせてパスを出す」
  • ディフェンスでは「チーム全体のバランスを取る」

これができる選手は、試合中でも周りと連携が取りやすくなります。


③ 自ら動く力

整理・整頓・掃除は、誰かに言われてやるものではなく、自分から動くことが大切です。

試合でも同じ。
「気づいたら動く」ことができる選手は、カバーリングがうまくなったり、リバウンドをしっかり取れるようになったりします。

結局、チームスポーツでは「言われる前に動ける人」が強いんです。
だからこそ、3S活動を通じてこの力を身につけることが大事になります。


3. かばんをそろえられないチームは勝てない?

バスケの試合で勝つためには、5人の気持ちをそろえることが必要です。
試合中に「この場面では全員でこうしよう!」と意識を合わせることができなければ、チームはバラバラになります。

でも、そろえる練習をしていないチームが、試合でいきなりそろえられるでしょうか?

答えは「NO」です。

だからこそ、まずは身近な「かばんをそろえること」から始める。
それが試合でのチームワークにつながっていくんです。


4. 「こんなこと意味あるの?」と思っていた過去の自分

実は、わたしも最初は「掃除や整頓なんて、試合には関係ない」と思っていました。
「そんな時間があるなら、フリースローを1本でも多く練習した方がいい」とすら思っていました。

でも、ボトムアップ理論の畑喜美夫先生に出会って、その考えは変わりました
畑先生のチームでは、掃除や整理整頓が徹底されています

そして試合では、全員の気持ちもそろっている。
「ああ、これは無関係じゃないんだな」と実感しました。

それ以来、わたしも指導に取り入れていますが、結果的に選手の集中力も高まり、試合の勝率も上がりました。


まとめ

  • 整理・整頓・掃除(3S活動)は、バスケットにも人生にも役立つ
  • かばんをそろえることで、「気づく力・揃える力・自ら動く力」が身につく
  • チームで動きをそろえるためには、まず身近な習慣から
  • 試合で勝つチームほど、日常生活から整理整頓ができている
  • 今日から「かばんをそろえる」ことを習慣にしよう!

この習慣が、あなたのチームの成長につながることを願っています。

今日の参考文献

 

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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