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判断がよくなる練習 3選 25-1-21 #480

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

 

判断力が良くなる練習方法3選!

今日は、バスケのプレイヤーにとって重要な「判断力」を鍛える練習方法を3つご紹介します。

どれも実践的なドリルで、判断力だけでなく、シュートやパス、ドリブルの基礎スキルも同時に鍛えられるので、ぜひ取り入れてみてください。

「判断力が良くなる」って、バスケをプレイするうえで一番大事なことの1つですよね。

さっそく見ていきましょう!


1. 4コーナーパスドリル

この練習は、ボールを持った瞬間に「どう動くべきか」を考える力を養います。

ボールを持ったとき、すぐに「シュート」「ドリブル」「パス」のいずれかを選ぶ判断力が試されます。

練習方法はシンプルです。

フリースローラインの4つの角にプレイヤーを並べます。

右手でドリブルするなら右回り、左手なら左回りで、ゴール下までドライブ。

その後、ジャンプストップしてピボットを使い、次の列の選手にパスを出します。

ポイントは、パスを受けたときに必ずシュートフォームを作ること。

これでキャッチ&シュートの姿勢が自然に身に付きます。

ウォーミングアップにも最適なので、毎日の練習にぜひ取り入れてみてください。


2. 4秒クローズアウト1対1

このドリルは、試合中のリアルなプレッシャー下での判断力を磨くためのものです。

ボールマンが持っている時間を制限することで、素早い判断が求められます。

コートをハーフに分け、片側で練習します。

まず、ディフェンスがゴール下からボールマンにパスを投げます。

パスを投げた瞬間、ディフェンスは全力でボールマンに詰め寄り、クローズアウトを行います。

ボールマンは「打つ」「抜く」「パスする」の中から最適な選択を瞬時に判断します。

ここで4秒ルールを導入すると、練習が一層実践的になります。

4秒以内にシュートを打たせることで、より試合に近いテンポを体感できますよ。


3. インサイドアウト2対2

最後に、ゲーム形式に近い練習をご紹介します。

このドリルは、ボールをインサイドに集め、そこからアウトサイドへ展開するプレイを学ぶものです。

1人はアウトサイド、もう1人はポストマンとして配置します。

オフェンスの目的は、インサイドでボールを受け取り、そのまま勝負するか、アウトサイドへキックアウトして攻撃を展開すること。

ポストマンがボールを受けたら、少しスペースを広げて味方へパスを返します。

そこからすぐにクローズアウト状態を作り、再び攻撃を仕掛けます。

この練習を繰り返すことで、攻撃の連携と状況判断力を鍛えることができます。


まとめ

今回ご紹介した3つの練習方法を振り返ると、

  1. 4コーナーパスドリルで基本の姿勢と初動判断を鍛える。
  2. 4秒クローズアウト1対1で素早い判断とプレッシャーへの対応力を養う。
  3. インサイドアウト2対2でチーム全体の連携力を高める。

これらを組み合わせることで、ボールを持った瞬間の判断力が格段に向上します。

「下がったら打て、出てきたら抜け」という格言がありますが、これを体現するには日々の練習が欠かせません。

ぜひ今回の内容をチームの練習に取り入れて、判断力を磨いてください!

あなたのバスケがもっと楽しく、もっと上達することを願っています。

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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