こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
※音声で聞きたい方はこちら
0か100か?考え方を変えるだけで成長が加速する理由
今日は「0か100か」という思考がいかに危険か、そしてその代わりに「普通という選択肢」を持つことの重要性についてお話しします。
このテーマのヒントになったのは、樺沢紫苑先生の著書『19歳までに手に入れる7つの武器』。精神科医の先生が提唱する考え方を参考にしつつ、私自身の指導現場での実践例も交えて解説します。
0か100かの落とし穴
私たちはしばしば物事を「白か黒か」で判断しがちです。
例えば…
- 「今日の授業、分かりましたか?分かりませんでしたか?」
- 「うちのチームは強いですか?弱いですか?」
- 「あなたの人生、最高ですか?それとも最悪ですか?」
こうした問いには、実際のところ「どちらでもない」状態が多いはず。しかし、0か100かで考えると思考が極端になり、特にネガティブな方に偏りがちです。
普通という選択肢を持つ
「普通」という答えがあるだけで、選択肢が広がります。
例えば、「授業が分かったか分からないか」という質問ではなく、以下のように数値化して聞いてみるとどうでしょう?
- 分かった度合いを1〜5で示してもらう(5が完全に理解、1が全く理解できない)
すると、ほとんどの生徒が「3」や「4」といった答えを示します。この結果から「どの部分が分かりにくかったか」や「どう改善すべきか」を具体的に話し合えるのです。
数値化の実践例
私が授業や練習で取り入れている手法をご紹介します。
- 質問を投げかける 「今の練習方法、どれくらい分かりましたか?」
- 手を挙げて数値を示してもらう
- 5: 完全に分かった
- 1: 全く分からない
- 結果に基づいて対話を深める
- 「2や3を選んだ人、どこが分からなかった?」
- 「4を選んだ人、何が補足できたらもっと分かった?」
思考の幅を広げるために
「好きか嫌いか」「賛成か反対か」という二極化ではなく、「どれくらい好きか」「どこに賛成でどこに反対か」と考えるクセをつけると、成長に繋がります。
例えば…
- チームの練習内容について生徒に「1〜5」で評価してもらう
- 今日の自分のコンディションを1〜5で示してもらう
こうした数値化は、指導者にとっても生徒にとっても、現状を客観的に見つめ直す良い機会になります。
結論:日常に「普通」を取り入れよう
私たちが日々の活動で見失いがちな「普通」という選択肢。しかし、そこに目を向けることで、成長のプロセスがより明確になります。
次回の授業や練習で、「0か100か」の問いではなく、「普通」を含めた数値化を試してみませんか?
今日の参考文献
最後にお知らせ
ありがとうございました。
バスケの大学では、指導者の悩み解決になるお話を無料メルマガで発信しています。
最初の1通目でプレゼント動画もありますので、ぜひこれを機にメルマガの登録をよろしくお願いします。
YouTube「バスケの大学」では、ラジオだけでは伝わらない図などを使った戦術解説をしています。
週に1~2本の放送をアップしているので、ぜひこちらもチェックしてください。
最後に、バスケの大学「研究室」では現在進行形で手掛けている最新のチーム作りについて、ほぼ毎日三原が記事を投稿しています。
- ここでしか書けない話を共有したり
- メンバーさん全員の質問に真剣に答えたり
- 月に1回のオンライン勉強をやったり
しています。もし興味のある方は案内ページを一度のぞいてみてください。
最後までブログをお読みくださり、感謝しています。
ありがとうございます。
三原学でした。それでは、また。
追記
アマゾンの電子書籍(kindle)で本をたくさん出しています。
ちなみに、アマゾンアンリミテッドの方はすべて無料で読めます。
あと、アマゾンといえば、耳で聞くオーディブルもおすすめです。
無料キャンペーン中にダウンロードした本は、ずっと聞き続けられるので、お試しすることをおすすめします
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
このブログをお読みのあなたは、きっとバスケの悩み、特にチームづくりのことでいろいろと悩んでいることでしょう。
そんなあなたはぜひ「バスケの大学メルマガ」をのぞいてみてください。
同じように指導に悩み、解決してきたわたしが、チームづくりのノウハウをお伝えします。
最初の1通目で「練習メニューの作り方」という特典動画もプレゼントしてます。