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【51対49の法則】人の気持ちはいつも2点差 25-1-16 #475

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です

※音声で聞きたい方はこちら

【51対49の法則】人の気持ちはいつも2点差

こんにちは、三原です。

今日のテーマは「人の心はいつも2点差」というお話です。

結論から言うと、「嫌なことがあっても、色々試してみてください」というメッセージをお伝えしたいと思います。


心理学の「51対49」とは?

まず、「51対49」という理論について簡単にご紹介します。

これは心理学でもよく知られる考え方で、「人の心は完全に固まっているわけではない。常に僅差で揺れている」ということを表しています。

たとえば、親が子どもに「勉強しなさい」と言ったとします。子どもが「うるさいな」と嫌がりつつ机に向かったとしても、その気持ちは51対49。つまり、ほんの少しだけ「やってみるか」という気持ちが勝っているのです。


スポーツの場面でも同じ

この理論は、スポーツの指導でもよく見られます。

たとえば、練習中の態度が悪い選手に「しっかりやれ!」と言ったとしても、その選手の気持ちが完全にやる気を失うわけではありません。

態度が悪いのは「51点」ですが、「49点」は「やらなきゃ」という気持ちが残っています。この微妙な差をどう埋めるかが指導者の腕の見せどころです。


100対0ではなく2点差

親や指導者としては、子どもや選手の態度を100対0で「やる気がない」と思いがちです。

でも実際は、気持ちは51対49のように揺れているだけ。

たとえば、試合で「51対49の2点差で負けた」としましょう。この場合、次の試合では何を変えるべきかを考えますよね。同じように、人間関係や対人スキルでも、「あと少し」で結果が変わる可能性が常にあるのです。


嫌なことも2点差の中で起きる

誰かにひどいことを言われたり、嫌な態度を取られたとき、それを「100対0で嫌われている」と捉える必要はありません。

実際は「たった2点差」でその態度になっているだけのことが多いのです。この2点差を埋めるためには、少し違うアプローチを試してみたり、積み重ねを増やすだけで良いのです。


人間関係を楽しむために

結局、人間関係もスポーツの試合も「あと少し」で変わるもの。

だからこそ、いろんな方法を試してみてほしいのです。

  • 話を聞いてみる
  • 叱るべきところで叱る
  • 謝るべき時には謝る

こうした取り組みが、いつの間にか2点差を逆転させ、より良い関係を築くきっかけになります。


最後までお読みいただきありがとうございました。

2点差の法則を思い出しながら、日々の生活に役立てていただければ嬉しいです!

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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