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やる気とは不足感である 24-11-17 #425

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください

 

やる気は不足感から生まれる

こんにちは、三原です。

生徒たちの「やる気」について、よく相談を受けます。

「うちの子、やる気が出ないんです」 「部員のやる気を引き出したいのですが」

今日はそんな「やる気」について、私なりの考えをお伝えします。

結論から言うと「やる気は不足感から生まれる」と思っています。

お腹が空いていないのに食べ物は美味しくない

よく使う例え話があります。

あるとき、ある地域でハンバーガーショップを開こうという企画がありました。

参加者には「1つだけ、望むものを与えます」という条件がついていました。

ある人は「最高級の肉」を。 またある人は「極上のパン」を。 「料理の基本は水。最高の水を」という人も。

でも、どのお店もうまくいきませんでした。

ただ1つだけ、飛ぶように売れたお店がありました。

その店が望んだものは「お腹を空かせたお客さん」でした。

空腹は最大のスパイス。

やる気も同じです。

ワゴムの法則

私はよく「ワゴムの法則」という話をします。

右手と左手でワゴムを持って、上下に引っ張ってみてください。

上に行けば行くほど、張力は強くなります。

右手が現状で、左手が目標。 その距離が離れれば離れるほど、やる気(張力)は強くなります。

練習を重ねていくと、だんだん両手は近づいてきます。

多くの人は、ここで諦めてしまいます。

「もういいや」 「こんなのやっても意味ない」

でも、大事なのは、また新しい目標を見つけること。

ワゴムを張り直すことです。

周りの影響は大きい

不足感を感じるためには、周りの環境も大事です。

高い目標を持った人と一緒にいると、自然と不足感が生まれます。

逆に、低い目標の人としかいないと、不足感も生まれません。

だから私は生徒に、上手な選手の動画を見せたり、強いチームと練習試合をさせたりします。

「自分もあんな風になりたい」 「もっと上手くなりたい」

そんな不足感が、やる気につながっていきます。

与えすぎると、やる気は消える

ここで注意したいのが「与えすぎる」ということ。

例えば、最新のシューズを買ってあげる。 高額な個人レッスンに通わせる。 毎日送り迎えをする。

これって、不足感をなくしているんです。

もちろん、環境を整えることは大事です。

でも、すべてを与えてしまうと、やる気は生まれません。

ある程度の「不足感」は、あった方がいいんです。

最後に

私の恩師によく言われました。

「学ぶ気持ちは、知らないことを知ったときに生まれる」

不足感とは、自分に足りないものに気づくこと。

それは決して悪いことではありません。

むしろ、成長のためには必要不可欠なものです。

今、目の前の生徒がやる気を失っているように見えたら、この子は何を不足に感じているのか、を考えてみてください。

きっと、新しい発見があるはずです。

以上、今日は「やる気は不足感から生まれる」というお話でした。

今日の参考文献

 

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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