こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください
育てるためのトップダウンとボトムアップ
こんにちは、三原です。
今日は「育てるためのトップダウンとボトムアップ」というテーマでお話しします。
人を育てるということは、指導者にとって最も重要な仕事の一つです。
バスケットボールの指導者である私たちにとって、選手を育てることは日々の課題ですよね。
今回は、育てるために必要な2つの方法、「トップダウン」と「ボトムアップ」について考えてみたいと思います。
山本五十六の名言に学ぶ
まず紹介したいのは、山本五十六さんの有名な言葉です。
「やって見せ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
この言葉、聞いたことがある方も多いと思います。
でも実は、この後にも続きがあるんです。
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」
この2つの文章には、人を育てる上で重要なポイントがすべて詰まっているんです。
トップダウンの重要性
「やって見せ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
この部分は、トップダウンの重要性を表しています。
最初は、指導者がしっかりと見本を示し、教える必要があるんです。
なぜなら、生徒たちは最初は何もできないからです。
「こういうことを、こういう理由でやります」
というのを、はっきりと示さなければいけません。
ただし、注意点があります。
自分ができないことは言っちゃいけないんです。
「遅刻するな」と言いながら自分が遅刻しては、説得力がありませんよね。
ボトムアップへの移行
次の「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」
この部分は、ボトムアップの重要性を表しています。
トップダウンだけでずっと押し通しても、人は育ちません。
どこかで、生徒たちの意見を聞き、任せていく必要があるんです。
これがボトムアップです。
話し合いの場を設け、生徒たちの声に耳を傾け、
彼らの考えを認め、任せていく。
そうすることで、生徒たちは成長していくんです。
トップダウンとボトムアップのバランス
大切なのは、トップダウンとボトムアップのバランスです。
100%トップダウンでも、100%ボトムアップでもうまくいきません。
チームの状況や、生徒たちの成長に合わせて、
この2つをうまく使い分けていく必要があります。
例えば、チーム作りの最初の段階では、
トップダウンの割合を多くしてもいいでしょう。
「うちのチームのルールはこうだ」
「うちのチームの目指すバスケはこうだ」
というのを、はっきりと示す。
そして、徐々にボトムアップの割合を増やしていくんです。
最終的には、大事な試合の前には、
ボトムアップの割合を8割くらいにまで高められれば理想的です。
育てるための具体的なステップ
では、具体的にどうすればいいのか。
私なりの考えを、ステップで示してみます。
- まずはトップダウンで、チームの方向性を示す
- 生徒たちに実践させ、良いところを褒める
- 徐々に生徒たちの意見を聞く機会を増やす
- 生徒たちの考えを認め、任せられることを増やす
- 最終的には生徒たち主体で動けるようにする
このステップを踏むことで、生徒たちは着実に成長していきます。
最初はトップダウンで教え、
徐々にボトムアップの割合を増やしていく。
これが、人を育てる上で最も効果的な方法だと私は考えています。
皆さんのチームでも、ぜひ試してみてください。
きっと、生徒たちの成長が目に見えてわかるはずです。
今日のお話が、少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。
これからも一緒に、バスケットボールを通じて人を育てていきましょう。
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