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世界で一番おもしろいスポーツは部活 24-10-6 #385

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください

 

世界で一番おもしろいスポーツは部活

こんにちは、三原です。

今日は「世界で一番おもしろいスポーツは何か」というテーマで、少し深掘りしてお話ししたいと思います。

結論から言うと、それは「自分の子どもが出る部活の試合」なんです。

なぜそう思うのか、一緒に考えていきましょう。

新聞記事から学ぶ部活の価値

先日、日本経済新聞で興味深い記事を見つけました。

ある記者が30年前、先輩記者に「世界で一番おもしろいスポーツは何か知っているか」と尋ねられたそうです。その答えが、「自分の息子が出る少年野球の試合に決まっているじゃないか」というものでした。

これ、めちゃくちゃ分かるんですよね。

私も子どもがいて、習い事をしているので、その姿を見るのが一番おもしろいと感じています。

この視点って、私たち指導者にとって新鮮じゃないでしょうか。

ついつい技術指導や戦術に目が行きがちですが、実は保護者の方々にとって、自分の子どもが頑張る姿こそが世界で一番おもしろいスポーツなんです。

その記事には、記者の娘さんが剣道をしていて、コロナ禍で無観客だった試合が、最近になって観客ありの会場で見られるようになったという話も書かれていました。初めて娘さんの試合を見て、たくましくなった姿に感動したそうです。

こういった体験って、本当に貴重ですよね。指導者の私たちは毎日選手たちを見ているから気づきにくいかもしれませんが、保護者の方々にとっては子どもの成長を実感できる大切な瞬間なんです。

部活は保護者にとっても特別な存在

部活動をやっている子どもたちにアンケートを取ると、「一番良かったことは何ですか」という質問に対して、「友達ができたこと」が上位の回答だそうです。

これって、すごく大事なポイントだと思うんです。

部活は単なる競技の場ではなく、人間関係を築く大切な場所でもあるんですね。技術向上はもちろん大切ですが、それ以上に人間的な成長の場としての価値が高いんじゃないでしょうか。

そして、その成長を一番近くで見守れるのが保護者の方々なんです。だからこそ、部活動は保護者にとっても特別な存在なんですね。

部活動が持つ多様な価値

部活動の良さって、本当にたくさんあると思います。

  1. 体力の育成
  2. 友達作り
  3. 一生の思い出作り
  4. 挫折や成功の体験
  5. チームワークの学び
  6. 目標に向かって頑張る経験

これらは全て、子どもたちの将来にとって大切な要素です。

そして、これは子どもたちだけでなく、保護者の方々にとっても同じなんです。子どもの成長を見守り、一緒に喜んだり悔しがったりする。それが部活動を通じてできるんですね。

私自身、指導者として多くの試合を見てきましたが、選手の親御さんの方が何倍も熱心に応援している姿をよく目にします。その姿を見るたびに、「ああ、この人たちにとって、今この瞬間が世界で一番おもしろいスポーツなんだな」と感じるんです。

部活動存続の危機をどう乗り越えるか

ただ、現在の部活動は存続の危機に直面しています。

少子化や働き方改革の影響で、特に公立学校の部活動は大きな変革を迫られています。部活動の地域移管や、外部指導者の導入など、様々な取り組みが始まっています。

でも、だからこそ今、部活動の価値を再確認する必要があるんじゃないでしょうか。

子どもたちにとっての成長の場、保護者にとっての生きがい。この素晴らしい文化を、何とか守っていく方法を考えていかなければいけません。

それには、学校だけでなく、地域全体で子どもたちを育てるという視点が必要かもしれません。部活動を通じて、学校と地域がつながる。そんな新しい形の部活動も、これからは増えていくでしょう。

指導者として心に留めておきたいこと

私たち指導者は、技術指導はもちろん大切ですが、同時に次のことも忘れずにいたいですね。

  1. 保護者の方々にとって、自分たちが指導している部活が「世界で一番おもしろいスポーツ」だということ。
  2. 部活動が子どもたちの人生に大きな影響を与える場所だということ。
  3. 勝敗だけでなく、人間的成長や思い出作りの場でもあるということ。
  4. 一人一人の選手に、等しく成長のチャンスを与える責任があるということ。
  5. 部活動を通じて、学校と地域をつなぐ役割も担っているということ。

これらを心に留めながら指導することで、きっとより良い部活動ができるはずです。

そして、時には保護者の方々の目線に立って、自分の指導を見直してみるのも大切だと思います。「この指導は、子どもたちの成長につながっているか」「保護者の方々は、この活動をどう見ているだろうか」そんな風に考えることで、より良い部活動づくりができるんじゃないでしょうか。

最後に、皆さんにも考えてほしいです。

あなたにとって、世界で一番おもしろいスポーツは何ですか?

そして、あなたが指導している部活動は、誰かにとっての「世界で一番おもしろいスポーツ」になっていますか?

この質問を、時々自分に投げかけてみるのもいいかもしれません。答えは人それぞれでいいんです。大切なのは、その問いを持ち続けること。そうすることで、より良い部活動、より良い指導ができるはずです。

部活動には、まだまだたくさんの可能性があります。子どもたちの成長の場として、保護者の方々の生きがいとして、そして地域をつなぐ場所として。その可能性を最大限に引き出すのが、私たち指導者の役割なんだと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。明日も一緒に、より良い部活動について考えていきましょう。

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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