こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください
試合開始1分前の声掛けと、タイムアウトのタイミング
みなさん、こんにちは。三原です。
今日は質問回答会ということで、皆さんからいただいた質問に答えていきたいと思います。
まず、試合前の声掛けとタイムアウトのタイミングについて質問をいただきました。
試合前の声掛けについては、私は3分前には喋らないようにしています。
1分半前くらいに、本当に短く、例えば「今日はスイッチの声とリバウンド、この2つだよ」というぐらいにします。
なぜかというと、選手たちは試合直前になるともう興奮状態になっていて、長々と話を聞く状態ではないんですよ。
だから、事前に言っておくべきことは練習中や試合1時間前のアップの時に確認しておいて、試合直前は本当に簡潔に伝えるだけにしています。
タイムアウトのタイミングについては、前半は早め、後半は遅めと言われますが、なかなか難しいところですよね。
私の場合、1つの目安として「3ゴール連続で取られたらタイムアウト」ということを意識しています。
でも、これが正解というわけではありません。試行錯誤の中で、今の時点でこんな風にやっているということです。
参考になれば嬉しいです。
声が出せない選手への対応
次に、声が出せない選手への対応について質問をいただきました。
実は、声を出すことは簡単ではありません。
昨日の本編でもお話ししたように、バスケットボールの知識と体力に比例するんです。
だから、「声を出そう」と心がけるだけでは、なかなか出ないんですよ。
じゃあどうすればいいか。
まず、気長に行くしかありません。
そして、声を出すことを技術の一つとして捉え、練習に組み込んでいくことが大切です。
例えば、3対3や4対4のドリルの中で、スイッチの場面を設定して、声を出す練習をするんです。
これを繰り返していくことで、少しずつ声が出せるようになっていきます。
また、キャプテンシーの強い選手に全て任せきりにするのではなく、コーチが積極的に声の出し方を教えていくことも大切です。
声を出すことは、ディフェンスの練習の一つだと考えて取り組んでみてください。
大差で負けている時の指導法
ミニバスの保護者の方から、大差で負けている時の指導法について質問をいただきました。
これは本当に難しい問題ですね。でも、私は最後まで諦めてはいけないと考えています。
ただし、「頑張れ」とか「諦めるな」といった抽象的な言葉かけではなく、具体的な目標を持つことが大切です。
例えば、「このクォーターで10点取ろう」といった数字的な目標を掲げるんです。
そして、その目標を達成するために具体的なプレイを決めます。
小学生なら「1人1本決めてこい」とか、中学生以上なら作戦板に書いて「こういうプレイをやろう」といった具合です。
つまり、試合に勝つことは難しくても、自分たちで決めた目標を達成することには諦めない。
そういう姿勢を持つことが大切だと思います。
これは逆に大差で勝っている時も同じで、だらけないように具体的な目標を持つことが重要です。
時短仕事術のコツ
時短仕事術について質問をいただきました。
私が心がけているのは、「即断即決即実行」です。
例えば、メールが来たら、見てすぐに返信するか、後で返信する必要があるか判断し、必要なら即座に返信します。
「後で返信しよう」と思って一度閉じて、また開いて…というのは時間の無駄遣いなんです。
また、自分にしかできないと思うことに集中し、それ以外はできるだけやらないようにしています。
これらを積み重ねていくことで、効率よく時間を使えるようになります。
プライマリーについて
最後に、審判のプライマリーについて質問をいただきました。
プライマリーというのは、審判が主に担当する判定エリアのことです。
簡単に言うと、コートを縦に二分したとき、自分側の半分がプライマリーになります。
基本的に、自分のプライマリーを超えて判定することは避けるべきです。
なぜなら、相手の審判の方がよく見えているはずだからです。
もし相手のプライマリーに入って判定してしまったら、相手の審判が不快に感じるのも無理はありません。
ただし、相手の審判が感情的になるのもプロフェッショナルとは言えません。
お互いに冷静に、プライマリーを尊重しながら判定することが大切です。
以上、今回の質問回答会でした。
皆さんの質問、本当にありがとうございました。
これからも質問をどんどん送ってください。一緒に学んでいけたら嬉しいです。
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ありがとうございます。
三原学でした。それでは、また。
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