こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

今回は、バスケットボールの新ルールについてです。

「アンスポがなくなるらしい」

そんな話を聞いて、「え?どういうこと?」と思った方も多いのではないでしょうか。

バスケットボールのルールは、だいたい2年に1回くらい細かな変更がありますが、今回はかなり大きな変更だと感じています。

特に大きいのが、

  • テクニカルファール
  • アンスポーツマンライクファール

この2つです。

細かな部分はJBAの公式資料を確認していただくのが1番ですが、ここではわたしなりに、ポイントだけわかりやすく整理します。

なぜファールを細かく分けるのか

これまでのルールでは、テクニカルファールやアンスポーツマンライクファールを合計2つ受けることで、失格退場になるケースがありました。

ただ、一口に「テクニカル」と言っても、内容はかなり違います。

たとえば審判に暴言を吐く、失礼な態度を取る。

一方で、シュートが入った後のボールに触ってしまい、ゲームを遅らせたことでテクニカルになる。

同じ「テクニカル」でも、かなり意味合いが違いますよね。

アンスポも同じです。

相手がケガをするような非常に危険なファールと、速攻を止めようとして軽く接触し、条件によってアンスポになるものが、これまでは同じカテゴリーに入っていました。

今回の変更は、

「全部を同じ重さで扱うのではなく、もう少し細かく分けましょう」

ということだと、わたしは理解しています。

テクニカルは2つのカテゴリーに

新しいルールでは、テクニカルファールが「カテゴリー1」と「カテゴリー2」に分かれます。

カテゴリー1は、たとえば、

  • 暴言
  • 失礼な態度
  • 危険な肘の使い方

など、比較的重い行為です。

一方のカテゴリー2は、

  • シュート後のボールに触る
  • ダンク後に必要以上にリングへぶら下がる

など、主にゲームの遅延につながる行為です。

同じテクニカルでも、

「相手や審判に対する危険、失礼な行為」

「ゲームを遅らせてしまう行為」

は違う。

そこを分けるということですね。

これはかなり整理された印象があります。

「アンスポ」が2つの別のファールになる

そして1番話題になっているアンスポです。

「アンスポがなくなる」と聞くと、

「じゃあ危ないファールをしてもいいの?」

と思うかもしれませんが、もちろんそうではありません。

「アンスポーツマンライクファール」という名称がなくなり、内容が2つに分かれるということです。

1つが**「ディスラプティブファール」**。

これは、速攻を意図的に止めるなど、自分たちが有利になるためにゲームの流れを壊すようなファールです。

もう1つが**「フレグラントファール」**。

こちらは、相手のケガにつながるような危険で悪質なファールです。

たとえば、ボールに正当にプレーせず相手を強くつかむ、非常に激しい接触をする、といったものですね。

今まで「アンスポ」という1つの箱に入っていたものを、

  • ゲームを意図的に止めるもの
  • 危険、悪質なもの

に分ける。

そんなイメージを持つと理解しやすいと思います。

わたし自身、ルールを読むときに大事だと思うのは、名称を覚えることだけではありません。

「なぜ、このルールに変わったのか」

その背景まで考えることです。

ルールを知ると、選手への教え方も変わります。

特に指導者は「アンスポがなくなったらしい」で終わらず、どんなプレーがどのように判断されるのかを確認しておきたいですね。

今回の記事が、新しいルールを理解するきっかけになればうれしいです。

細かな判定やベンチのテクニカル、スコアシートの記入方法などについては、ぜひJBAの公式資料も確認してみてください。

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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