こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

今回は、YouTubeのコメントでいただいた質問にお答えします。

約2か月前に出版した「ジュニア選手のためのスクリーン実践活用バイブル」では、各ページのQRコードから実技動画を見られるようにしています。

その中の「キャッチ&シュート」の動画について、こんな質問をいただきました。

「外足でキャッチするミートシュートが、今まで教わってきたものと逆で驚きました。動画では0ステップを使っているようにも見えます。これはトラベリングではないのでしょうか?」

まず結論から言うと、わたしがこの動画で伝えたかったのは「0ステップを使いましょう」ということではありません。

伝えたかったのは、キャッチするときには「外足で受ける方法もある」ということです。

動画がトラベリングっぽく見える理由

たとえば、自分の左側からパスが来たとします。

わたしが動画で示したかったのは、左足、右足という順番でキャッチして、左足を軸足にする方法です。

ボールが来る側の足を先につく。これを「外足でキャッチする」と表現しています。

この形だと、キャッチしたあとに自然とリングへ体を向けやすくなります。

ただ、実際の動画をゆっくり見ると、ボールを持った瞬間に反対側の足が先についているようにも見えます。

そこは、わたしの実演・指導が十分ではなかったところです。動画だけを見ると0ステップのようにも、トラベリングのようにも見えると思います。

ただし、この動画の意図そのものは0ステップを教えることではありません。

「どちらの足を軸にしてキャッチすると、その後のプレーにつながりやすいか」

そこを考えるための練習です。

外足と内足には、それぞれメリットがある

キャッチには、外足で受ける方法と内足で受ける方法があります。

どちらかが正解で、どちらかが間違いという話ではありません。

たとえば外足でキャッチすると、ストップ自体には少し時間がかかりますが、その後の1歩を出しやすいという特徴があります。

フレアスクリーンからオープンステップでもらい、そのままドライブするような場面では使いやすいでしょう。

また、外足で受けることで、そのまま自然にリングへ正対しやすいという良さもあります。

一方、内足でキャッチすると、素早く「キュッ」と止まりやすい。

ハイポストへのフラッシュなどでは、こちらの方が自然な場合もあります。

つまり、

  • 「外足がいい」
  • 「内足がいい」

ではなく、

「今の状況なら、どちらを使うと次のプレーがしやすいか」

ここを考えることが大事だと、わたしは思っています。

ショートコーナーでは外足が生きる

今回、本の中で外足を強調した理由の1つが、ショートコーナーでのプレーです。

45度からショートコーナーへパスが入ったとき、ボールが来る側の外足を軸にしてキャッチすると、リングを見やすくなります。

さらに、パスを出した選手がそのままカットしてきた場合にも、リターンパスを出しやすい。

逆に、ディフェンスに近い側の足を軸にしてしまうと、体の向きを変えにくくなり、その後のプレーが限定されることがあります。

これはぜひ、実際にコートに立って試してみてください。

足の置き方が1つ変わるだけで、リングの見え方、パスの出しやすさ、次のドライブのしやすさがかなり変わります。

わたしは練習では、外足も内足も両方やります。

前回り、後ろ回り、片足ストップ、両足ストップなど、いろいろな形を一通り経験しておく。

そのうえで、選手自身がディフェンスやスペースを見て、自然に使い分けられるようになるのが理想です。

指導者としても、

「こっちが正しい」

と決めつけるのではなく、

「この場面なら、なぜこの足が使いやすいのか」

を自分なりに言語化しておくと、選手にも伝えやすくなると思います。

ぜひ、明日の練習でキャッチの足元を少しだけ観察してみてください。

同じキャッチでも、その後のプレーまで考えると、見え方が変わってくるはずです。

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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