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「なぜ?」を言わないで練習させると失敗します【バスケの大学・三原学】

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

※音声で聞きたい方はこちら

「なぜ?」を言わないで練習させると失敗します

こんにちは、三原です。

今日のテーマは「練習ではホワイ(Why)を大切にやりましょう!」というお話です。

これ、単純なようでめちゃくちゃ重要な話なんですよね。

では、さっそくいきましょう!


「言われたことをやる力」は大事だけど…

  昨日の放送では「言われたことをやる力って大事だよね」という話をしました。

コーチの話を聞いて、それをそのままやる力。

これはバスケットに限らず、どんなスポーツでも、どんな仕事でも必要な力です。

ただ、今日は逆の視点で考えてみましょう。

「なぜ?」を言わずに練習させると、どんな問題が起こるのか?

コーチが「こうやれ!」と言ったことを、選手がそのままやる。

これ自体は悪くないんですが、「なぜやるのか?」が分かっていないと、いろいろと問題が起こるんですよ。


「なぜ?」を言わないと、身が入らない

  たとえば、あなたが旅に出るとします。

「とりあえず歩け」と言われたら、あなたはどこに向かうか分からないまま歩き続けますよね。

目的地が分からないと、どれだけ歩けばいいのか、何を意識すればいいのかも分かりません。

バスケットの練習も同じです。

選手に「なぜこの練習をやるのか」を伝えないと、ただ「言われたからやる」だけになってしまいます。

すると、身が入らず、ダラダラと練習することに…。

コーチから見ると「なんでやる気ないんだ!」って思うかもしれませんが、実はそれ、選手が悪いんじゃなくて「なぜ?」を伝えていないコーチの問題だったりするんですよね。


最高の指導は「ワクワクさせること」

  ここで、バスケット漫画『スラムダンク』の名シーンを思い出してみましょう。

主人公・桜木花道が、安西先生から「2万本のシュートを打つ合宿」を命じられる場面です。

もし、安西先生が最初から「桜木君、君は2万本のシュートを打ちなさい」とだけ言ったらどうでしょう?

おそらく、桜木は「なんでだよ!」とキレていたでしょう。

でも、実際の安西先生の指導は違いました。

まずシュート勝負をして「君はシュートが入らない」と分からせる。

次に「相手チームは君をノーマークにするだろう」と伝える。

そして「もし君が短期間でシュートを決められるようになったらワクワクしないかね?」と言う。

この流れで、桜木はやる気を出して、2万本のシュート練習に打ち込むわけです。

これ、まさに「なぜ?」の部分をしっかり伝えた最高の指導ですよね。


練習のやり方よりも「意図」が大事

  コーチの仕事は、練習メニューを組むことだけではありません。

そのメニューを「なぜやるのか?」を伝え、選手の気持ちを動かすことが重要なんです。

選手は「なぜやるのか」が分かれば、主体的に練習に取り組むようになります。

指導者はついつい「練習メニュー」ばかりに気を取られがちですが、それだけではダメ。

「なぜこの練習が必要なのか?」を、しっかり伝えましょう!


まとめ

✅「なぜ?」を言わないと、選手はやる気が出ない
✅ 目的が分からないまま練習すると、ダラダラになりがち
✅『スラムダンク』の桜木花道のように、理由を伝えれば主体的に取り組める
✅ コーチは「なぜ?」を伝えることが大切

あなたのチームでも、ぜひ「なぜ?」を伝えることを意識してみてください。

選手の練習への取り組み方が、きっと変わるはずですよ!

今日の参考文献

 

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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