Voicy&インスタ

戦術は何歳からやればいい? 24-8-29 #348

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください

 

戦術は何歳から教えるべき? 早期導入のメリットと具体例

こんにちは、三原です。

今日は「戦術は何歳から教えるべきか」というテーマでお話しします。

結論から言うと、私はできるだけ早い段階から戦術を教えるべきだと考えています。

その理由や具体例を、以下の5つの小見出しに分けて説明していきますね。

1. 個人技能と戦術は車の両輪

よく「戦術よりも個人技能が大切」という意見を聞きます。

確かに個人技能は重要です。でも、戦術抜きの個人技能って、どこに向かって進んでいいかわからない状態じゃないでしょうか。

例えば、ステップワークの練習。 「なぜこの動きが必要なのか」という理由がわかれば、選手のモチベーションも上がります。

だから私は、個人技能と戦術は車の両輪だと考えています。

2. 将棋から学ぶ戦術の教え方

私は子どもと将棋をよくやるんですが、将棋の教え方がバスケの戦術指導にとても参考になります。

最初は駒の動かし方を教えますよね。これは個人技能にあたります。

でも、すぐに「1手詰め」や「3手詰め」といった簡単な戦術を教えます。

「ここに金を打つと、相手はもう負けなんだよ」

こういった小さな戦術を積み重ねていくことで、徐々に全体像が見えてくるんです。

3. グループ戦術から始める

「戦術」と聞くと、5人全員の動きを細かく決めるイメージがあるかもしれません。

でも、最初はそこまで複雑にする必要はありません。

2人か3人の動きのパターンを教えるところから始めましょう。

例えば、ディフェンスならこんな感じです:

  • ボールを持っている選手には強くプレッシャーをかける
  • ボールの隣の選手はパスコースを塞ぐ
  • その隣の選手はヘルプの準備をする

こういった基本的な約束事を教えるだけでも、選手の理解は格段に深まります。

4. 練習の目的が明確になる

戦術を教えると、練習の目的がはっきりします。

「今日はボールを真ん中に行かせないための練習をしよう」 「パスを受けさせない練習をしよう」

こんな風に、練習の意図が選手に伝わりやすくなります。

結果として、選手たちのモチベーションも上がるんです。

5. 上達のスピードが上がる

戦術を教えずに個人技能だけを磨いていると、上達のスピードが遅くなりがちです。

なぜなら、自分が今どこにいるのか、どこに向かっているのかがわからないからです。

地図を持たずに旅をしているようなものですね。

戦術という地図があれば、自分の位置や目的地がわかります。そうすれば、効率よく上達できるんです。


いかがでしたか?

戦術は難しいものではありません。むしろ、バスケットをより楽しく、より深く理解するためのツールなんです。

ぜひ、小学生や中学生の段階から、基本的な戦術を教えてみてください。

きっと選手たちの目が輝き始めるはずです。

最後にお知らせ

ありがとうございました。

バスケの大学では、指導者の悩み解決になるお話を無料メルマガで発信しています。

最初の1通目でプレゼント動画もありますので、ぜひこれを機にメルマガの登録をよろしくお願いします。

無料メルマガ講座はこちら

 

YouTube「バスケの大学」では、ラジオだけでは伝わらない図などを使った戦術解説をしています。

週に1~2本の放送をアップしているので、ぜひこちらもチェックしてください。

最後に、バスケの大学「研究室」では現在進行形で手掛けている最新のチーム作りについて、ほぼ毎日三原が記事を投稿しています。

  • ここでしか書けない話を共有したり
  • メンバーさん全員の質問に真剣に答えたり
  • 月に1回のオンライン勉強をやったり

しています。もし興味のある方は案内ページを一度のぞいてみてください。

バスケの大学「研究室」 ご案内 こんにちは、三原です。 いつも「バスケの大学」をありがとうございます。 バスケの大学には「研究室」というコミュニティ...

最後までブログをお読みくださり、感謝しています。

ありがとうございます。

三原学でした。それでは、また。

追記

アマゾンの電子書籍(kindle)で本をたくさん出しています。

わたしの作品一覧はこちらです

ちなみに、アマゾンアンリミテッドの方はすべて無料で読めます。

あと、アマゾンといえば、耳で聞くオーディブルもおすすめです。

無料キャンペーン中にダウンロードした本は、ずっと聞き続けられるので、お試しすることをおすすめします

ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
バスケの大学メルマガ

記事を最後までお読みくださり、感謝しています!

このブログをお読みのあなたは、きっとバスケの悩み、特にチームづくりのことでいろいろと悩んでいることでしょう。

そんなあなたはぜひ「バスケの大学メルマガ」をのぞいてみてください。

同じように指導に悩み、解決してきたわたしが、チームづくりのノウハウをお伝えします。

最初の1通目で「練習メニューの作り方」という特典動画もプレゼントしてます。

無料でメルマガ講座を購読する!

 

チームづくりのコツを無料で学べる!
詳細はコチラ
チームづくりのコツを無料で学べる!
詳細はコチラ