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アシスタントコーチの得意技 24-11-3 #413

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください

 

アシスタントコーチの得意技 – 自分の「色」を持つことの大切さ

先日、NBA ゴールデンステートウォリアーズの話題が目に留まりました。

元オールスター選手のジェリー・スタックハウスがアシスタントコーチとして加わり、チームのディフェンスが劇的に改善されているという内容です。

特に印象的だったのは、ドレイモンド・グリーンの発言。

「彼はディフェンス面で僕たちに情熱と責任感を与えてくれる」

そう語っているんですね。

プロの世界に見る、得意技を持つコーチたち

プロの世界では、コーチ一人一人が明確な「得意技」を持っているケースが多いんです。

たとえばレイカーズには、個人スキル指導の名手フィル・ハンディさんがいました。

また、オフェンスのスペシャリストとしてネイト・マクミラン、育成のエキスパートとしてスコット・ブルックスと、それぞれが異なる色を持っています。

面白いのが、大学で培った専門性をNBAで活かすケース。

プリンストン大学でプリンストンオフェンスを確立したピート・キャリルさんが、その後サクラメント・キングスのアシスタントとして招かれた例などがあります。

なぜ「得意技」が重要なのか

「得意技」を持つことは、単なる個性の表現ではありません。

チームにとって、明確な価値を生み出すものなんです。

スタックハウスの例で言えば、彼は「ディフェンスについてだけ」話をする。オフェンスには一切触れない。

この専門性の高さが、選手たちの信頼を生んでいるんですね。

あなたの「得意技」は何ですか?

ここで、あなたに問いかけたいと思います。

「自分は何の指導が得意だろう?」

個人の育成でしょうか? チームビルディングでしょうか? 戦術面での専門性でしょうか?

新しいチームに入ったとき、「これだけは劇的に変えられる」という自信のある分野。

それを持っているかどうかで、コーチとしての価値は大きく変わってきます。

得意技を見つける方法

では、どうやって得意技を見つければいいのでしょうか。

わたしから3つのアドバイスを。

1つ目は、自分の経験を振り返ること。 選手時代得意だったこと、苦手だったことから見えてくるものがあります。

2つ目は、尊敬するコーチから学ぶこと。 彼らの専門性から、自分の目指す方向が見えてくることも。

3つ目は、選手の反応を観察すること。 「この部分の指導をすると、選手が特によく反応する」という感覚を大切にしてください。

時には、予想外の分野が得意技になることも。

スタックハウスは現役時代、スコアラータイプの選手でした。 それが今や、ディフェンスの指導者として輝いている。

可能性は無限大なんです。


毎日の指導の中で、あなただけの「得意技」を探してみてください。

それは必ずや、あなたの指導者としての価値を高めることにつながるはずです。

今日も一緒に、成長していきましょう!

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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