こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください
今日は「結果を出すためにお金を使おう」というテーマでお話しします。
これは単なる金銭感覚の話ではありません。
コーチングや人材育成に深く関わる重要な考え方なんです。
最近、ある話題について考えることがありました。
それはVoicyのトークテーマ
#電気代と快適のバランス
です
エアコンをつければ快適に過ごせますが、電気代がかさみます。
でも、この猛暑を乗り切るにはエアコンが必要不可欠です。
みなさんはどうしますか?
電気代を節約して我慢しますか?
それとも、お金を使って快適に過ごしますか?
実は、この問いかけには深い意味があるんです。
1. 投資の基本的な考え方
投資の基本的な考え方は、「1,000円使って1,001円を得る」ことです。
例えば、エアコンを1日つけるのに1000円かかるとします。
でも、快適な環境で仕事をすることで1001円分の成果が出せるとしたら?
これは立派な投資になります。
目先のお金は確かに減ります。
でも、結果的にはプラスになっているんです。
この「目先の損失」と「長期的な利益」のバランスを見極めることが、
賢明な投資の鍵になります。
バスケットボールのコーチングでも同じことが言えます。
例えば、高価な分析ソフトを購入するかどうか迷うことがあるでしょう。
確かに、初期費用は大きいです。
でも、それによってチームの戦略立案が効率化され、勝率が上がるとしたら?
それは十分に価値のある投資と言えるはずです。
2. スポーツ指導への応用
この考え方は、スポーツ指導や子どもの教育に大いに応用できます。
例えば、優秀な指導者のクリニックに参加するのに5万円かかるとします。
「高い!」と思う人も多いでしょう。
でも、ちょっと待ってください。
そこで得た学びを長期的に活かせば、
その何倍もの価値を生み出せる可能性があるんです。
新しい練習方法を学び、それを1年間実践したら選手たちのスキルが大幅に向上した。
すると、地区大会で好成績を収めることができた。
その結果、学校やチームの評判が上がり、より多くの優秀な選手が入部してくれるようになった…
こういった連鎖を考えると、5万円の投資は決して高くないと気づくはずです。
また、最新の分析ソフトや教材の購入、遠征費用なども同じ視点で考えることができます。
一見すると「高額な出費」に思えるかもしれません。
でも、それによって得られる長期的な成果を考えれば、
十分に価値のある投資になり得るんです。
3. 時間とお金のトレードオフ
人の成長やチームの強化を考えたとき、
結局のところ投資できるのは
「時間」か「お金」
しかありません。
例えば、試合の映像分析を考えてみましょう。
お金をかけて最新のソフトを買えば、短時間で詳細な分析ができます。
データ入力や基本的な集計は自動化され、
コーチはより高度な戦略立案に時間を使えます。
一方、お金をかけずに手作業でやれば、時間はかかりますがコストは抑えられます。
ただし、データ入力や基本的な分析に多くの時間を取られ、
より深い洞察を得る時間が減ってしまうかもしれません。
どちらを選ぶかは、チームの状況や目標によって変わってきます。
限られた予算の中で成果を出さなければならない場合もあれば、
短期間で大きな成果を求められる場合もあるでしょう。
重要なのは、「時間」と「お金」のトレードオフを意識し、
最適な選択をすることです。
4. 時間の価値を再考する
ここで、忘れてはいけないのが「時間の価値」です。
お金は、努力や工夫次第で増やすことができます。
でも、時間は有限です。1日は24時間しかありません。
誰もが平等に与えられた、そして二度と戻ってこない貴重な資源なんです。
だからこそ、時間を節約するためにお金を使う価値は十分にあるんです。
コーチングの世界で考えてみましょう。
例えば、選手との個別面談に1時間かかるとします。
これを10人の選手に行うと10時間です。
でも、効果的なコミュニケーション技術を学ぶセミナーに参加することで、
同じ効果を30分で得られるようになったとしたら?
5時間の時間が節約できます。
この5時間で、さらなる戦略立案や選手の個別指導ができるかもしれません。
または、自身の休息時間に充てることで、
より良いコンディションで指導に臨めるかもしれません。
時間の節約は、単なる効率化ではありません。
質の高い時間を生み出し、より大きな価値を創造する可能性を秘めているんです。
5. 長期的な視点を持つことの重要性
大切なのは、長期的な視点を持つことです。
一時的に1000円使っても、長期的に見て1001円の価値が得られるなら、
それは賢明な投資といえます。
これは金銭的な話だけでなく、時間や労力についても同じことが言えます。
バスケットボールの指導や子どもの教育においても同じです。
目先の出費や労力にとらわれず、どんな結果が得られるかを考えることが大切です。
例えば、新しい練習方法を導入するとき、
最初は選手たちの混乱や抵抗があるかもしれません。
でも、長期的に見ればそれが大きな成果につながる可能性があります。
また、選手の親御さんとの面談に時間を割くことも、
短期的には練習時間の減少につながるかもしれません。
でも、長期的に見れば、選手と親御さんの信頼を得ることで、
より効果的な指導ができるようになるかもしれません。
「ただお金がもったいない」「時間がない」という感情だけで判断するのではなく、
トータルでどれだけのリターンがあるかを考えることが重要です。
それが、結果を出すための正しいリソースの使い方だと私は考えています。
まとめ:賢明な投資がチームを強くする
結局のところ、お金も時間も有限なリソースです。
それをどう使うかが、チームの成長や成功を左右します。
短期的な節約や効率化も大切ですが、
それ以上に重要なのは長期的な視点での投資です。
高額に思える支出や、一時的に非効率に思える取り組みでも、
それが将来的に大きな価値を生み出すのであれば、積極的に取り入れる価値があります。
コーチとしての経験を振り返ると、
「あのとき投資して良かった」と思うことは多くても、
「あのとき節約して良かった」と思うことは稀です。
むしろ、「あのとき投資しておけば良かった」と後悔することの方が多いのです。
もちろん、むやみに浪費すれば良いわけではありません。
大切なのは、その投資が本当に価値を生み出すかどうかを、冷静に判断することです。
そのためには、日々の観察と分析、そして何より選手たちとの対話が欠かせません。
結果を出すためにお金を使う。
この考え方を持つことで、あなたのチームはより強く、より楽しいものになるはずです。
みなさんは、チームのためにどんな投資をしていますか?
また、どんな投資をしてみたいと思っていますか?
ぜひ、コメント欄で教えてください。
皆さんの経験や考えを共有することで、互いに学び合えると信じています。
今日の話が少しでも参考になったら嬉しいです。
明日も、バスケットボールの指導に役立つ話をしていきますので、お楽しみに!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また明日!
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ありがとうございます。
三原学でした。それでは、また。
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