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自分で選んだチーム作りのやり方 24-7-27 #315

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください

 

自分で選んだチーム作りのやり方

こんにちは、三原です。

いつもバスケの大学をご覧いただき、ありがとうございます。

今日のテーマは「自分で選んだチーム作りのやり方」です。

これは私の指導者人生を振り返るような内容になりますので、ゆるりとお話ししていきます。

何かのヒントになれば嬉しいです。

選手が主役のチーム作り

私が自分で選んだチーム作りの核心は、「選手が主役のチーム作り」です。

これを自分の核として持てたことが、本当に良かったと思っています。

22歳で高校バスケの世界に携わり、今43歳。

20年以上、幸せなことに指導させてもらっています。

今年からは大学生の指導も加わり、バスケの指導者として、これ以上ない環境で仕事をさせてもらっていることに、日々感謝しています。

10年以上の試行錯誤

私が人生の転機を迎えたのは30代後半です。

それまでは、納得のいくチーム作りをほとんどしたことがありませんでした。

選手が良かったので思わぬ好結果が出たことは何度かありましたが、チーム作りという点では、どうしたらいいのかわかりませんでした。

最初の1年目でウインターカップに出場できたり、今の学校に来て3年目くらいに、身長が低く部員も少ないチームで東京都ベスト16まで行ったりしましたが、その後はなかなかそこまで勝ち上がることができず、ずっと悩んでいました。

技術と戦術だけでは足りない

悩んでいた当時、私が選んでいたチーム作りのやり方は、とにかく技術と戦術を極めることでした。

バスケットボールの勉強イコール技術や戦術の勉強と考えていました。

これは一見普通に思えるし、非常に重要なことです。

しかし、それを誰が伝えるかということを、私は全く見落としていたんです。

技術と戦術、正しいものを、最新のものを、新しいものを伝えていけば、世界中がやっている間違いない練習方法をやっていけば、チームは強くなっていくはずだと思い込んでいました。

私の人間性を磨くとか、指導者としての指導理念をちゃんと持つとか、チームにビジョンを持って進めていくとか、リーダーシップ論みたいなもの、人間関係を構築することを全く気にせず、とにかく技術、技術、技術という感じでチーム作りをしていったんです。

ボトムアップ理論との出会い

そんな中で、いろいろな情報収集をしている時に出会ったのが、広島県のサッカー指導者である畑喜美夫先生のボトムアップ理論でした。

畑先生は、高校でインターハイ優勝の実績を持つだけでなく、生徒を主役にしたボトムアップ理論で、選手に任せる、委ねる、信頼するというチーム作りにたけた日本一の指導者です。

この先生の本を読んで衝撃を受け、コロナ禍でオンライン学習が加速した時期に、畑先生のオンライン講座を受講しました。

最終的には広島に行ったり、畑先生を東京にお招きしたりして、今でもコミュニケーションを取らせてもらっている私の恩師の1人です。

畑先生から学んでボトムアップという言葉を知り、生徒にどんどん発信させていく、インプットだけじゃなくてアウトプットさせていくという勉強をして、それをチームに取り入れてからは、自分の中で「やっぱりこういうところも大事なんだな」と、技術だけじゃなくて生徒の人間性を大切にする、人間関係を大切にするそういうチーム作りをするのが大事なんだなということを思いました。

自己啓発とリーダーシップ

畑先生との出会いとほぼ同時期に、私は本をすごく読むようになりました。

その中で出会ったのが、「0秒思考」という本です。

これはビジネス書で自己啓発書のジャンルになると思いますが、自分の考えをまとめたければA4用紙に1分間でメモ書きをしましょうという内容で、そうすると頭の回転が早くなり、あらゆる問題が0秒で解決できますよというものでした。

この本に私は感銘を受け、著者の赤羽雄二さんの講座に申し込んで、定期的に通うようになりました。

赤羽さんからは、考え方、問題把握解決力を高めることはもちろん、リーダーシップ、アクティブリスニングなども学びました。

トップが方針はしっかり示す、チームのビジョン、達成方針といったものは全てヘッドコーチである私がちゃんと作る。そして作った中で選手の話をよく聞き、合意形成をした上で進めていく。

この学びは、畑先生のボトムアップ理論とも共通する部分があり、トップダウンとボトムアップの併用という点で、私の中で確信に変わりました。

以上が、私が自分で選んだチーム作りのやり方です。

悩んで悩んで自分なりに結論を出した、自分なりに決着をつけたというところが一番ポイントだったのかなと思います。

皆さんも日々悩まれていると思いますが、いろいろと試行錯誤をし、勉強を常にして、自分なりに決着をつけるということが一番大事なことだと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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三原学でした。それでは、また。

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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