こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください
今日は「強豪チームがディフェンスを重視する理由」について、お話ししていきたいと思います。
結論から言うと、ディフェンスはチームルールが必要だからです。
これが私の考えです。
ぜひ最後までお付き合いください。
1. オリンピックとバスケットボール
早いもので、もう間もなくパリオリンピックが始まります。
東京オリンピックから3年しか経っていないのに、あっという間に次のオリンピックが来るなという感覚です。
今回の大会で注目なのは、何と言っても男子バスケットボールの5人制が48年ぶりに自力出場を果たしたことですね。
女子の方は、もはや世界の強豪校の仲間入りをし、前回大会の銀メダルを超えた金メダルに期待がかかっています。
非常に楽しみなオリンピックになりそうです。
2. アメリカチームの本気度
一方で、少し話題になっているのが男子のアメリカチームの本気度合いです。
オリンピックと言えば「ドリームチーム」。
NBAのライバル同士が一堂に会して同じユニフォームを着る、夢のようなチームです。
昔は、マジックジョンソンやラリーバード、マイケルジョーダンなど、絶対に一緒にならないスター選手が同じチームになるということで大きな話題を呼びました。
しかし、時が経つにつれて、アメリカのドリームチームもあまり本気ではなくなってきた印象があります。
NBAのシーズンが6月まで続くため、貴重なオフシーズンをオリンピックに費やすことに価値を見出せない選手も増えてきたのです。
3. ディフェンスの硬さ
そんなチームUSAですが、私が長年見ていて思うのは、オフェンスの華やかさよりもディフェンスの硬さなんです。
アメリカ代表のバスケットボールの伝統と言ってもいいかもしれません。
ディフェンスの硬さは、本当にいつの時代も変わらないんですね。
歴代のヘッドコーチが変わっても、オフェンスのスタイルは変わりますが、マンツーマンディフェンスが世界一硬いということは変わりません。
これがアメリカ代表の伝統なのではないかと私は思っています。
4. なぜディフェンスを重視するのか
では、なぜアメリカ代表を始めとする強いチームがディフェンスを重視するのでしょうか。
それは、ディフェンスは個人の能力よりもチームルールが機能しないと成り立たないからです。
これ、大事なポイントなので、もう一度言いますね。
ディフェンスは個人の能力よりも、チームルールの徹底がないと成り立たないんです。
逆に言えば、ディフェンスをやらせていくことで、チームルールを守ることの大切さが文化としてチームに根付き、いろんな面でチームがまとまっていくんです。
だから強豪校はディフェンスに力を入れるんじゃないかな、と私は思うんです。
5. チームルールとコミュニケーション
ボールマンにはこういう距離でつきましょう、ボールの隣はこう守りましょう、オンボールスクリーンはこう、オフボールスクリーンはこう…
こういった細かいチームルールを監督が決めて、それを必ず守るようにする。
できる人が試合に出るようにする。
そうすることで、初めて寄せ集めのチームが本当のチームになっていくんです。
選手たちも、そのチームルールに則ってコミュニケーションが取りやすくなります。
オフェンスは個人の能力が色濃く出るのに対して、ディフェンスは5人がまとまってチームルール通りにやらないと機能しません。
1人だけ頑張っても、他がサボっていたらやられてしまう。
それがディフェンスなんです。
だからこそ、「今のスクリーンの守り方はもっとこうしてくれ」とか「ヘルプカバーはこういう風にやってくれ」とか、そういったコミュニケーションが取りやすいんですね。
結局のところ、選抜チームや代表チームがチームとして1つの気持ちにまとまっていくためには、チームルールに則ってディフェンスをしていくことが一番いいんじゃないかな、と私は思うんです。
ディフェンスを練習すると脚力や体力が鍛えられるからとか、オフェンスほど好不調の波がないからとか、そういった理由を挙げる人もいます。
それはそれで正しいと思います。
でも、私が本当に大切だと思うのは、チームルールを守ることでチームが1つにまとまる文化ができるということ。
これこそが、ディフェンスを重視する本当の理由じゃないかなと思うんです。
あなたはどう思いますか?
今日の話を聞いて、何か気づきはありましたか?
参考になれば嬉しいです!
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三原学でした。それでは、また。
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