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気持ちだけはその他大勢にさせない 24-7-1 #290

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください

 

今日は「フォロワーシップ」についてお話ししたいと思います。

最近、組織スポーツの世界でよく耳にする言葉ですね。

リーダーシップの対となる重要な概念です。

では、なぜフォロワーシップが大切なのか。

そして、どうやって身につけていけばいいのか。

具体的に見ていきましょう。

 

「その他大勢」にさせない心構え

まず大切なのは、「気持ちだけはその他大勢にさせない」という心構えです。

チームには必ず役割の序列があります。

キャプテン、副キャプテン、レギュラー、控え…

でも、そこに「その他大勢」という捉え方は危険です。

1人1人の存在価値を認めない言葉だからです。

たとえ組織上「その他大勢」に見える立場でも、

気持ちだけは決してその他大勢にならない。

そんな姿勢が、フォロワーシップの第一歩なんです。

 

なぜフォロワーシップが重要か

リーダーシップというと、監督やコーチ、キャプテンなど、
代表的立場の人が周りを巻き込む力のことですね。

一方、フォロワーシップは、
そのリーダーシップを受け止め、自分事として動く力。

リーダーに率先してついていく力のことです。

つまり、リーダーだけでなく、
フォロワー一人一人が主体的に動くことで、
初めてチーム全体が強くなるんです。

だからこそ、フォロワーシップを磨くことが重要なんですね。

 

フォロワーシップを身につける3つのポイント

では具体的に、フォロワーシップを身につけるには
どうすればいいのでしょうか。

私が日頃から意識している3つのポイントを紹介します。

 

1. なるべく声をかける

基本的な考え方として、
「1日1回、全員と話す」を心がけましょう。

監督やコーチ、担任の先生は、
1日1回、生徒一人一人に声をかけるんです。

「おはよう」だけでも構いません。

実際、部員が何十人もいると難しいものです。

私も完璧にはできていません。

でも、それを目指すことが大切なんです。

逆に、試合に出ない子には全く声をかけない…
そんな対応は、その子を「その他大勢」にしてしまいます。

全員と声を交わすつもりで接する。

それだけで、チームの雰囲気は変わってきます。

 

2. 役割を明確にする

次に大切なのは、一人一人の役割を明確にすることです。

バスケットのプレーで言えば、
「あなたにはディフェンスを求めます」
「あなたにはリバウンドを求めます」
「あなたには走ることを求めます」

といった具合です。

プレー以外の役割でもいいんです。

私の場合は「全員リーダー制」を取り入れて、
必ず何らかの役割を与えるようにしています。

この組織の中で、自分は何をすべきか。
自分の良さをどう発揮できるか。

それを見出し、明確にしてあげることが大切です。

 

3. アウトプットの機会を作る

最後は、選手が話す機会を多く設けることです。

コーチが考え方を伝える時間は大切です。

でも、選手からすると、
話を聞くだけ、インプットするだけじゃ物足りません。

アウトプットの時間を多く取ることが重要なんです。

例えば、5対5のゲームをしたら、
その後に選手同士で話し合う時間を作る。

練習の最後に振り返りの時間を設ける。

そういったボトムアップの時間を作って、
必ず選手同士で話をする機会を設けるんです。

教室の授業でも同じことが言えます。

50分間ずっと先生が話して、黒板を写すだけじゃなく、
そのことについて隣の人と30秒ずつ話す時間を作る。

そうするだけで、全然効果が違うんです。

 

フォロワーシップで変わるチームの未来

これら3つのポイントを意識することで、
フォロワーシップは確実に身についていきます。

1. なるべく声をかける
2. 役割を明確にする
3. アウトプットの機会を作る

一人一人と丁寧に接していく。

そんな姿勢が、チーム全体の力を引き上げていくんです。

最近の組織では、リーダーシップと並んで
フォロワーシップが重視されています。

それだけ重要な概念なんですね。

 

まとめ – 気持ちが変われば、チームが変わる

今回お話しした内容は、
バスケットのチームに限らず、
どんな組織にも当てはまると思います。

気持ちだけは「その他大勢」にならない。

そんな姿勢で、一人一人がフォロワーシップを磨いていく。

そうすれば、必ずチームは強くなります。

皆さんも、ぜひ実践してみてください。

きっと、新しい発見があるはずです。

今日の話が、少しでも皆さんの気づきになれば嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

三原でした。

また明日お会いしましょう!

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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