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【指導者必見】1対1に固執するのはNG!?バスケの基本は2対1です

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事は、わたしの動画の書き起こしです!

今日は、バスケットボールの指導において非常に重要なテーマについてお話しします。

 

「バスケの基本は2対1」

このタイトルを見て、「えっ?1対1じゃないの?」と思った方もいるかもしれませんね。

でも、これこそが多くのチームが抱える問題を解決する鍵かもしれません。

それでは、詳しく見ていきましょう。

 

よくある悩み:パスミスとキャッチミス

 

指導者の方々からよく聞く悩みがあります。

「パスミスやキャッチミスが多くて…」

「試合になるとミスばかりで…」

こんな声、よく耳にしますよね。

また、こんな悩みも。

 

「1対1の練習はたくさんしているのに、試合になると突っ込んでばかり」

「フェイントがうまくできない」

「強引なプレイが多くて、苦しいシュートばかり」

 

これらの悩み、実は共通の原因があるかもしれません。

それは…

 

1対1の練習に固執しすぎているということです。

 

1対1練習の落とし穴

もちろん、1対1の練習は大切です。

基本のシュート、パス、ドリブル。

これらの技術を磨くために、1対1は欠かせません。

でも、ここに落とし穴があるんです。

バスケットボールにおいて、非常に重要な「判断力」。

実は、1対1の練習ではこの判断力があまり養われないんです。

なぜでしょうか?

それは、1対1の状況では選択肢が限られるからです。

 

ボールを持った人ができることは3つ。

1. シュート

2. ドリブル

3. パス

これはまるで、じゃんけんのグー・チョキ・パーのようなもの。

この3つがあるからこそ、駆け引きが生まれるんです。

でも、1対1の練習では…

パスという選択肢がなくなってしまいます。

 

2対1こそバスケの基本単位

そこで登場するのが「2対1」という考え方です。

なぜ2対1がいいのか?

それは、全ての選択肢が生きるからです。

ボールを持った人は…

  1. – 自分の目の前のディフェンスを破ることを考えながら
  2. – 攻められなかった場合のパスという選択肢も持てる

つまり、シュート・ドリブル・パス。

全ての選択肢が、最も自然な形で練習できるんです。

だから私は言います。

「バスケットボールの最小単位は2対1だ」と。

1対1ではなく、2対1。

これこそがバスケットボールの本質なんです。

 

2対1練習の具体的方法

 

では、具体的にどんな練習方法があるでしょうか。

今日は3つの方法を紹介します。

 

ハーフコートの2対1

これが最も簡単な方法です。

やり方は以下の通り:

  1. 2列に並ぶ
  2. 1人がディフェンスに残る
  3. 攻める時の判断基準は「自分とリングを結んだ線上にディフェンスがいるかどうか」
  4. いなければ、そのまま攻める
  5. ディフェンスが守りに来たら、もう1人にパス
  6. シュートを決めた人がディフェンスに回る
  7. 次の2人が攻める側に

これを繰り返します。

シュートが外れた場合は、最後にボールを扱った人がディフェンスに回るといいでしょう。

オールコートの3メンから2対1

コート全体が使える場合のドリルです。

  1. 3人で速攻の形でスタート
  2. パスを回しながら進む
  3. シュートへの最後のパスをした人がディフェンスに戻る
  4. 残りの2人が反対側から攻める

この形だと、走る要素も入ってきて実践的です。

 

2対1から1対2へ

これが個人的におすすめの方法です。

  1. 2対1でスタート
  2. ディフェンス側がボールを奪ったら、そのまま反対側を攻める
  3. 攻めていた2人が今度はディフェンスに
  4. どちらかのゴールが決まるまで続ける

この方法の良いところは、実際の試合の流れに近いこと。

ゲームの中では、シュートを決めても攻守が切り替わってそのまま流れが続きます。

この練習方法は、そんなゲームの流れを最もよく再現できるんです。

 

2対1練習のメリット

2対1の練習を取り入れることで、どんなメリットがあるでしょうか。

  • – パスミス、キャッチミスの減少
  • – フェイントプレイの増加
  • – 判断力の向上

つまり、冒頭で挙げた悩みの多くが解決できる可能性があるんです。

なぜなら、2対1の状況では…

  • – パスの要素が加わる
  • – 状況判断の機会が増える
  • – より実践的な駆け引きが生まれる

からです。

 

まとめ:バスケの基本は2対1

今日のポイントをまとめましょう。

1. 1対1の練習は大切だが、それだけでは不十分
2. バスケットボールの最小単位は2対1
3. 2対1の練習で、全ての選択肢(シュート・ドリブル・パス)が生きる
4. 具体的な練習方法として、ハーフコート、オールコート、2対1から1対2への展開がある
5. 2対1の練習で、パスミスの減少やフェイントの増加が期待できる

皆さんのチームでも、ぜひ2対1の要素を取り入れてみてください。

きっと、新しい発見があるはずです。

そして、チーム全体のプレーの質が向上するのを感じられるでしょう。

バスケットボール、本当に奥が深いですね。

でも、だからこそ面白い。

これからも一緒に、バスケットボールの魅力を探求していきましょう。

詳しくは動画も見て確認してくださいね

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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