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「今は」苦手じゃないこと 24-10-22 #401

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください

 

「今は苦手」という言葉が持つ可能性 〜指導者としての心構え〜

こんにちは、三原です。

今日は「今は苦手」という言葉についてお話しします。

指導者として20年近くバスケットボールに携わってきて、この「苦手」という言葉の捉え方が、選手の成長に大きく影響すると感じています。

「苦手」が固定概念になってしまう危険性

「私は算数が苦手なんです」 「人前で話すのが苦手で…」 「シュートが苦手なんです」

こんな言葉、よく聞きませんか?

小学生のうちはあまり出てこない言葉なんですが、自我が確立してくる中学生、高校生になると、急に増えてきます。

「私はこういうことができない人間なんだ」という固定概念ができてしまうんですね。

たった2文字で変わる意味

でも、ここに「今は」というたった2文字をつけるだけで、意味がガラッと変わります。

「今はシュートが苦手なんだね」 「今は人前で話すのが苦手なんだね」

この「今は」という言葉には、「将来的にはできるようになる」という希望が含まれているんです。

コップに水が半分入っているのを見て、「半分も入っている」と捉えるか「半分しか入っていない」と捉えるか。

それと同じで、「苦手」という事実を成長の余地として捉えるか、できない理由として捉えるか。

ここが分かれ道になります。

記録を取って、成長を実感する

では具体的に、どうやって「今は苦手」から「できるようになった」を実感するか。

それは練習の記録を取ることです。

フリースローなら、毎日の成功数を記録する。 今は3本しか入らなくても、1ヶ月後には5本。 半年後には7本。

こうやって数字で見える化すると、確実に成長を感じられます。

最近では、動画を撮って残しておくのも良い方法です。

1ヶ月前の試合、半年前の練習。 それを見返すことで、「あの頃はこんなプレイができなかったんだ」と、客観的に成長を感じることができます。

指導者こそ、「今は」を意識する

この考え方は、指導者である私たちにも当てはまります。

「このチームは弱い」 「この選手は才能がない」

こういった固定観念を持ってしまうと、それ以上の成長を期待できなくなってしまいます。

だから、ここでも「今は」を意識します。

「今年のチームは今は弱いけど、これから強くなっていく」 「この選手は今は才能が眠っているけど、これから開花するはず」

こう考えるだけで、指導にも熱が入ります。

明日からできる、簡単な心がけ

たった2文字です。 でも、この「今は」という言葉をつける習慣をつけるだけで、選手との接し方、チームの雰囲気が変わってきます。

単純なことだからこそ、今日から始められます。

ぜひ、あなたのチームでも試してみてください。 きっと、選手たちの目の輝きが変わってくるはずです。

今日の参考文献

 

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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