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ブロックショットの極意 24-10-2 #381

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください

 

ブロックショットの極意 – 諦めずに毎回チャレンジすることの大切さ

こんにちは、三原です。

今日はブロックショットについて、私の考えをお話ししたいと思います。

最近、バスケットボール界に悲しいニュースがありました。NBAの元プレイヤーで、バスケットボール殿堂入りを果たしたディケンベ・ムトンボ選手が58歳で亡くなったのです。

ムトンボ選手と言えば、ブロックショットの名手として知られていました。彼のプレースタイルを振り返りながら、ブロックショットの本質について考えてみましょう。

ムトンボ選手の輝かしい記録

ムトンボ選手は、NBAでの華々しいキャリアの中で、数々の記録を残しました。

  • 最優秀ディフェンス賞を4回受賞
  • 通算3,289ブロックショット(歴代2位)
  • ブロックショット王に3度輝く

特に印象的なのは、1試合平均4.0ブロックという驚異的な記録です。

4回のブロックショット。これがどれほどすごいことか、少し考えてみましょう。

1試合100本のシュートの中で

NBAの試合では、1試合におよそ80〜100本のシュートが放たれます。

わかりやすく100本として考えてみましょう。

100本のシュートの中で、4本をブロックする。

これは、伝説的な選手であるムトンボ選手の記録なのです。

つまり、ブロックショットは非常に稀なプレーだということがわかります。

ブロックショットの本質

では、ブロックショットの本当の価値はどこにあるのでしょうか?

それは、実際にボールに触れることではありません。

大切なのは、毎回シュートチェックに行くことなのです。

なぜなら、シュートは精神的な要素が大きく関わっているからです。

ディフェンスの手が近づくだけで、シューターは無言のプレッシャーを感じます。

そのプレッシャーが、シュートの確率を下げるのです。

すべてのシュートの確率を下げる

ムトンボ選手のように、1試合に4本のブロックを決めることは難しいでしょう。

しかし、私たちにできることがあります。

それは、「すべてのシュートの確率を下げる」ことです。

ボールに触れなくても、毎回シュートチェックに行くことで、相手に心理的なプレッシャーをかけることができるのです。

これが、ブロックショットの本当の極意だと私は考えています。

諦めないことの大切さ

選手を見ていると、ローテーションが遅れたときなど、最後のシュートチェックを諦めがちです。

しかし、それは絶対にやめてほしいのです。

たとえ間に合わないと思っても、手を上げてシュートチェックに行く。

その姿勢が、相手の心理に影響を与え、シュートの確率を下げるのです。

選手たちには、こう伝えてみてはどうでしょうか。

「ムトンボ選手でさえ、1試合4本しかブロックできなかった。でも、その4本のために、すべてのシュートに対してチャレンジし続けたんだ」

このエピソードが、子どもたちの心に残るはずです。

最後に、ムトンボ選手のご冥福をお祈りしたいと思います。

58歳という若さでの訃報は、本当に残念でなりません。

しかし、彼が残した「ディフェンスの魅力」は、これからも多くの選手たちに受け継がれていくことでしょう。

ブロックショットの極意。

それは、諦めずに毎回チャレンジすること。

たとえ1本も触れなくても、99本の確率を下げることができる。

そのことを忘れずに、これからもバスケットボールを楽しんでいきましょう。

今日の話がみなさんの練習や試合に少しでも役立てば嬉しいです。

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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