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スペーシングは微差が大差になる 24-10-19 #398

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください

スペーシングの微差が大差を生む – バスケットボールの奥深さ

こんにちは、三原です。

いつもありがとうございます。

今日はバスケットボールにおける「スペーシング」について、 ちょっと深掘りしてお話ししたいと思います。

最近、面白い記事を見つけました。

ミルウォーキー・バックスのスター選手、 ヤニス・アデトクンボが語った 「NBAと国際バスケの違い」についてです。

NBAと国際バスケ、何が違う?

ヤニスは今年の夏、 ギリシャ代表としてプレーしていました。

そして、NBAのプレシーズンマッチに出場。

久しぶりにバックスのユニフォームを着て プレーしたわけです。

そこで彼が感じた違い。

それは「スペース」だったんです。

ヤニスはこう言っています。

「ヨーロッパやFIBAのスタイルは全く別物だ。 特にスペースがものすごく狭い。 自由に動き回れるスペースがないから」

「対してNBAの方は、ものすごくスペースがある」

つまり、NBAの方がスペースが広くて プレーしやすいということです。

なぜNBAの方がスペースが広い?

この違いには、主に2つの理由があります。

1つ目は、ルールの違い。

NBAには「ディフェンスの3秒ルール」があります。

制限区域内にディフェンスが3秒以上 いてはいけないんです。

これによって、ヘルプディフェンスの ポジション取りが制限されます。

2つ目は、コートの大きさの違い。

FIBAのコート:長さ28m、幅15m NBAのコート:長さ28.65m、幅15.24m

わずかな違いですが、 NBAの方が少し大きいんです。

微差が大差を生む

ここで驚くべきは、 この「わずかな違い」が トッププレイヤーにとっては 「全く別物」と感じるほど 大きな影響を与えるということ。

コートの大きさは靴1足分ほどの違い。

ディフェンスの立ち位置も1歩分ほどの違い。

でも、この「微差」が プレーの質を大きく変えるんです。

一流選手になればなるほど、 この微差を敏感に感じ取り、 それを活かしたプレーをします。

練習で意識すべきこと

では、私たち指導者は この事実から何を学べるでしょうか。

それは、「細部へのこだわり」の重要性です。

ポジション取りを練習するとき、 「50cm程度なら大丈夫」ではなく、 「50cmの違いで全然違う」という 意識を持つことが大切です。

選手たちにも、この「微差」の重要性を 理解させることが大切です。

ディフェンスのポジション、 オフェンスの立ち位置。

これらを細かく、しつこいほど 丁寧に練習することで、 大きな差が生まれるのです。

日常生活にも通じる教訓

この「微差が大差を生む」という考え方は、 バスケットだけでなく、 日常生活にも通じます。

私は選手たちに「3S活動」 (整理・整頓・清掃)の 重要性も伝えています。

荷物を揃える、ゴミを拾う。

これらの小さな行動の積み重ねが、 大きな違いを生むんです。

バスケットのコートでも、 日常生活でも、 微差に気づく習慣が 大きな成長につながります。

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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