こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください。
目線合わせでうまくいく
今日のVoicyのトークテーマがこれでした
目線合わせでうまくいく
わたしたち指導者が行っていることは、より明確な目線合わせと言っても過言ではありません
日々の練習はたんなる体力トレーニングではなく、選手同士、または選手とコーチの「目線合わせ」に他なりません
ダメなコーチがよくやる怒り方
これは「ルールを示さず、後から怒る」です
最初にルールを提示します。それができてなければ注意し、良くなる方法をともに考える
これがコーチの唯一にして最大の仕事なのですが、ダメなコーチは「ルールを示さない」です
選手からすると「後出しで突然怒られた」みたいになり、誰もが経験があると思います
わたしもよほど気をつけないと、これをやってしまうため、普段から意識しています
コーチが提供するもの
選手の成長を第一に考える「プレーヤーズセンタードコーチング」では、コーチは3つのものを与えなければいけません
- 適切な課題
- 適切な支援
- 適切な環境
どれが抜けても、選手の成長はないのです
適切な課題
指導者が明確なビジョンを描くことです
このチームを〇〇にしたい!
そのビジョンのもと、チームの目標、ルールなどを明確にしていきます
「自主性」と話題になった慶応義塾高校野球部の公式サイトには、チームのビジョンや約束事などが明確に書き出されています
「選手に考えさせる」「自主性」をうたう前に、やらないといけないことがあります。注意しましょう
適切な支援
ビジョンを描いたら、具体的な達成方針を伝えることです
たとえば、「遅刻を厳禁とする」というルールがあれば、たんなる「気をつけろよ」という一言だけでは適切な支援になりません
遅刻をしないための仕組み、班行動の指示、遅刻をするときの手続きなどを明確にしておきます
そのうえで、できたら承認、できなかったら「では、どうしますか?」と問いかけて、改善します
適切な環境
具体的なビジョンと達成方針を決めて、それに沿った支援を行う
支援に必要な環境があれば、それを整えるのもコーチの仕事です
体育館の確保、時間管理、予算管理から、ドリル1つ1つのやり方の指示、安全管理など多岐にわたります
基本的に怒る必要がなくなる
お気づきかもしれませんが、ここまでそろっていれば、怒る必要はほとんどなくなります
事前のビジョン、達成方針、ルールが大事です
それさえ明確に決まっていれば
- どうでしたか?
- どうしたいの?
- 先生に手伝えることがありますか?
この3つの質問だけ使えば、選手を成長に導くことができます
実はコーチがわかってない
よくいる叱責が多いコーチは、実はコーチ自身がよくわかっていないことが多いです
- 明確なビジョンがない
- 明確な達成方針がない
- 明確なルールがない
というなかで、思いつきにより「何やってんだ!」と声を荒げてしまう。これが本音だと思います
ぜひとも気をつけたいものです
というお話です
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