こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください。
質問いただきました
Voicyのコメント欄で以下の質問がありました
中高一貫校で指導しています
一貫指導をする場合のポイントを教えてください
一貫教育
中高一貫校のメリットとしては、
- 本来であれば中学3年生の時に向かえる受験がない
- 受験がないので、スポーツにおける引退もなければ、自分の興味関心のある分野に時間を費やせる
- 6年間の授業内容を前倒しできるので、最後の大学受験のときに対策に時間が費やせる
こういったところが一般的なメリットです
バスケにおける6年間
次にバスケにおける一貫指導を考えます
同じ先生が、中学も高校も両方教えていて、完全に同じ時間帯に6学年が活動しているチームなら、本当の意味での一貫指導はできるかもしれません
しかし、実際は中学は中学、高校は高校でチームが分かれていて、別々に活動するのがほとんどだと思います
生徒からすれば引退はありますし、まったく別のチームに所属する緊張感もあります
人間は感情の生き物
論理的には、中学1年から高校3年次を思い描いて、指導するのが望ましいでしょう
- まったく同じ戦術
- まったく同じ練習法
- まったく同じチームの理念
中学は勝たなくていい、個人の育成に特化して、高校で花が咲けばいい
それは論理ではそうだと思いますが、現実には不可能です
人間は論理の生き物ではなく、感情の生き物だからです
そのチームでベストを尽くす
- 中学なら中学の3年間
- 高校なら高校の3年間
そのときに指導者がベストを尽くし、選手のやる気と能力を最大限に引き出す
そして1つでも多くの勝利を目指して努力する
それこそに価値があります
それを「今の君たちは一番大事な時期じゃないから」と先を見すえたら生徒も指導者もつまらなくてやってられません
指導者が別ならなおさら
ましてや、指導者がそれぞれ別々ならば、自分なりの理念や指導哲学があって当然
一貫教育のために
- 同じ指導法で
- 同じ練習メニューで
- 同じ戦術で
高校3年生に一番強いチームを作りましょう
そんなことはできません。なぜなら人間は論理の生き物ではなく感情の生き物だからです
すべてのチームに言えること
これらのことは中高一貫校のチームのみに言えることではありません
ミニは、中学は勝たなくていい、というのは決して先を見すえた教育などではありません
将来を見すえて、という名のもとに流行りの技術や戦術だけをやらせるのも違います
今のチームにベストを尽くす。このチームを勝たせたい!
指導者の熱意こそが子どもたちに伝わり、次のステージでもバスケをしたいと思わせるのです
1つ先のカテゴリーだけ見る
唯一、頭に入れておくべきことは、1つ先のカテゴリーについては深く勉強しておき、そこに通用する選手を育てることです
- 中学の指導者は、高校を
- 高校の指導者は、大学を
2つ以上先のカテゴリーはひとまず置いておいて、次のカテゴリーで求められるプレーや心構えをしっかり伝えておけばいいと思います
そうすれば、今のチームで最善を尽くすことにもなるし、一貫教育にもなる。これが現実的な取り組み方だとわたしは考えています
というお話です
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