YouTube原稿

【オフェンス】目的があるって、強い。おすすめのオフボールの動き5選

【オフェンス】目的があるって、強い。おすすめのオフボールの動き5選

こんにちは、三原です。
今日も読んでいただいて、ありがとうございます!

さて今日は、オフェンスの話です。
特に「オフボールの動き」についてお伝えします。

わたしのYouTubeでもこんな話をしました。

「パスしたら動け」って、本当にいい指導なのか?

というテーマでしたが、おかげさまでたくさんの方に見ていただき、いろいろなご感想をいただきました。

その中で多かったのが、

「確かに“とりあえず動け”じゃ意味がないよね」
「動きに“目的”があるって大事だなと感じました」

という声でした。

本当にそうなんです。
「目的がある動き」こそが、チームのオフェンスをレベルアップさせるんですよね。

というわけで今回は、わたしが実際に使っていて「これは効果的だな」と感じている
おすすめのオフボールの動き5選を紹介します!


① 45°ピンダウンスクリーン

まず1つ目は、「45°ピンダウンスクリーン」。

ファイブアウトをやっているチームなら、特に効果的です。

45°の選手がコーナーにいる味方にスクリーンをかけにいく。
そうすると、ディフェンスが動いてボールマンのドライブコースが広がるんです。

「45°に立ち止まってる時間を減らす」
これ、実はすごく大事なんですよ。

止まってる=スペースを潰す、ですから。


② カールカット+ポップアウト

2つ目は、1つ目の発展型。

スクリーンを受けた選手がカールカットして中に入っていく。
そのあと、スクリーンをかけた選手が逆方向にポップアウトする。

この動きの何がいいかっていうと、
「スクリーン→ディフェンスのズレ→1対1のチャンス」が生まれるんですよね。

立って待ってる45°じゃなくて、
**動きの中で入る45°**だから、チャンスになる。


③ ドライブに合わせた45°カット

3つ目は、味方がドライブしているときの合わせ方です。

ファイブアウトだと、よくあるパターンなんですが、
**逆サイドの選手が“ただ立って見てる”**ってこと、ありませんか?

そのときに、45°にいる選手が、
ドライブと逆方向に合わせてカットしてくれると、超チャンスになります。

いわゆる「渦巻きのカット」みたいな感じ。

ドライブのパスコースができて、
中のディフェンスが対応しにくくなるので、とても有効です。


④ フレックスカット(バックスクリーン)

4つ目は、ちょっと古典的だけど、いまだに超効果的なやつ。

ボールがトップに戻ったタイミングで、
ポストアップしていた選手が、ウイングにバックスクリーンをかける

いわゆる「フレックスカット」ですね。

これ、何がいいかというと、
ディフェンスの意識がボールに向いてる瞬間に背後からスクリーンが来るので、
本当によく引っかかります。

わたしもよく使いますし、
「うまくいかないときはコレ!」っていう、安心プレーです。


⑤ クリアアウト(ピック&ロール後)

最後、5つ目はちょっとマニアックですが、超大事な考え方。

オンボールスクリーンをしたあとの**「スクリーンかけた人の動き」**です。

よくあるのが、

「スクリーンかけたはいいけど、そのあとウロウロして邪魔になる」

っていうパターン。

その防止策が、この「クリアアウト」です。

スクリーンをかけた選手が、
自分のマークマンを抑えて、レーンを空けてあげる

これだけで、ボールマンが安心してドリブルできるようになるんです。

「ピック→ダイブ→迷子」にならないために、
ぜひ覚えておきたい動きです。


◆まとめ:動きに“意味”を持たせよう

ということで、今日のまとめです。

番号 動き 目的
45°ピンダウン スペースを空けてドライブを助ける
カールカット+ポップ ディフェンスのズレを活かして1on1
45°カット ドライブに合わせて空きスペースへ
フレックスカット 背後を突いてゴール下のチャンスを作る
クリアアウト ピック後の“迷子”を防ぐ

どの動きにも共通して言えるのは、

「ちゃんと目的があること」

です。

ただ走ってるだけ、動いてるだけでは
オフェンスは意味を持ちません。

「なぜ動くのか」
ここをコーチが理解して、選手に伝えること。

それがチームのオフェンスを一段上に引き上げてくれます。

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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