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声が出せるようになる練習方法とは? 25-1-31 #489【バスケの大学・三原学】

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

※音声で聞きたい方はこちら

 

声が出せるようになる練習方法とは?

こんにちは、三原です。

質問者さんからのご相談

「U15の指導をしています。声が大切なのは分かっていて、特にディフェンスでは重要だと考えています。でも、生徒たちは全く声を出しません。指導としては、

  1. 声が必要な理由を説明する
  2. 声を出すべき時に出していなければ練習を止めて説明する
  3. 自分自身も大きな声を出して見本を示す

ということを行っています。一時的には声が出ますが、すぐに元に戻ってしまいます。どうすれば習慣化できるでしょうか?」

このようなご相談をいただきました。

今日のテーマは 「声が出せるようになる練習法」 です。

「うちのチーム、全然声が出ないんです……」
こんな悩みを抱えている指導者の方、多いですよね。
実際、わたしも何度も相談を受けています。

声が出るかどうかは、技術じゃありません。
これは 「環境」「習慣」 の問題です。

そこで今日は、 「環境と仕組みを変えて習慣化せよ」 という結論に基づいて、 声が出るチームになるための具体的な方法をお伝えします。


1. なぜ声が出ないのか?

まず、 「なぜ声が出ないのか?」 を考えましょう。

・恥ずかしいから? ・声を出す必要性を感じていないから? ・そもそもチームの雰囲気が静かすぎるから?

実は、ほとんどのケースで 「環境」 に原因があります。

例えば、ライブ会場を思い浮かべてください。

ライブが始まる前、会場には 大きなBGM が流れていますよね? あれは、観客が周りを気にせず 大きな声を出せる環境 を作るためです。

バスケットボールのコートも同じです。 「声を出せ!」と指導しても、 声を出しやすい環境 でなければ習慣にはなりません。


2. 環境を変えよう

では、どうやって環境を変えればいいのか?

① 最初に「声を出していい」雰囲気を作る
練習の最初に「シーン」と静まり返った状態が続くと、声を出しづらくなります。

最初のウォーミングアップで 「鬼ごっこ」 をやってみましょう。

鬼ごっこをやると、自然と 「ワーッ!」 という声が出ます。

これだけで、その後の練習で 「声を出してもいいんだ」 という空気が作れます。

② BGMを流す
ライブ会場と同じように、 BGMを流す ことで、自然と声が出しやすくなります。

「シーン」とした環境だと、声を出すのがためらわれます。 でも、音楽が流れていれば、声を出しても違和感がありません。

BGMをかけるのは、意外と効果がありますよ!


3. 仕組みを変えよう

① 声を出さないとできない練習をする

例えば、 「パスの時にキャッチボイスを必ず出す」 というルールを作る。

・パスをもらう時に「ナイス!」 ・ディフェンスの時に「ヘルプ!」 ・リバウンドの時に「オレ!」

こういう 「声を出さないと練習が成立しない」 仕組みを作ることが大事です。

② 声を出したら褒める

声を出した選手に 「いいね!」 と言う。

声が出ていることを 「当たり前」ではなく「価値あること」 だと認識させましょう。

逆に、 「声を出していないことを指摘する」 だけでは効果がありません。

大事なのは、 「声が出ることのメリットを感じさせる」 ことです。

例えば、 「声を出したことで成功したプレー」 をみんなでフィードバックするのもいいですね。


4. 声が出る習慣を作る

環境と仕組みを変えても、 「一時的に声が出る」 だけでは意味がありません。

「声を出すことが当たり前」 になるように、 習慣化 しましょう。

① 毎回、ウォーミングアップで鬼ごっこをする

鬼ごっこをやることで、 「声を出すモードに入る」 ことができます。

② キャッチボイス、ディフェンスボイスをルール化する

毎回の練習で 「声を出さないとできない」 仕組みを続けることが大事です。

③ 声が出る雰囲気を作る

練習が張り詰めた雰囲気になると、声は出にくくなります。

④ 声が出るチームをモデルにする

強いチームは 必ず 声が出ています。

試合動画を見せるなどして、「声を出すことがどれだけ大切か」を伝えましょう。


5. まとめ

「声を出せ!」ではなく、「声が出る環境と仕組みを作る」

  1. 環境を変える
    → 練習の最初に 鬼ごっこ をする。BGMを流す。
  2. 仕組みを変える
    「声を出さないとできない練習」 を作る。声を出したら必ず褒める。
  3. 習慣化する
    → 毎回、鬼ごっこやキャッチボイスを ルールにする

こうすることで、 「声が出るチーム」 に変わります。

声は技術ではなく 「環境と習慣の問題」 です。

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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